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「付き合ってすぐ同棲=破局」なのか?【スピード同棲体験談】

#一生独身を決意して飲み仲間を探していたら結婚した話

マイナビウーマン編集部

一生独身を決意したアラサー女、たにし。そんなたにしが「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯とは? 第6話では、Tinderで出会った男性とスピード同棲に至った経緯についてお話します。

こんにちは! 三度の飯より酒が好き、マイナビウーマン編集部のたにしです。

「最近は、あえて結婚しない選択をする人が増えてきている」なんていわれていますよね。かくいう私も、結婚しない人生を選択した……つもりでした。

それなのに、今は飲み仲間でもある13歳年上の夫がいます。なぜ一生独身を決意したのに結婚したのか? 飲んだくれているだけでも結婚ってできるのか?

この連載では、一生独身を決意した私が「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯をつづっていきます。

「楽しく飲んだくれていたら結婚できた」という事例として、結婚を望む酒飲みさんのちょっとした希望になれたらうれしいです。

今回は、Tinderで出会った男性とスピード同棲に至った経緯についてお話します。

交際開始後の2人が直面した問題

クリスマスイブの飲み会に恋人同士となったリリーさんと私。お付き合いが始まってからも毎週末出かけたり飲みに行ったりしていたのですが、そんな生活も2カ月目くらいになると問題が生じました。

「1人の時間が足りない!」

そう、私は元々独身エンジョイ勢。休みの日には1人でお気に入りの豆腐屋さん「三代目茂蔵」を物色し、1人でカルディへ行って気ままに買い物し、1人で早い時間からお酒を飲みボーッとする……そんな生活を愛していた女。

昼間からデートしたら休日なんて家事だけで終わってしまうし、お泊りなんてしようものなら土日の1人時間はほぼナシです。

「いや、ゆーてちょっとくらい1人で過ごせる時間はあるでしょ」と思われるかもしれません。確かに少しくらいなら1人で過ごす時間はあります。

しかし、私のような内向型人間は最愛の人とのデート後でも疲れ果て、部屋の片隅で体育座りすることしかできなくなるのです。1人の時間を楽しむ余裕はありません。

そのような背景もあり、リリーさんと一緒に過ごせるのはうれしかった一方、疲れを感じていたのも事実でした。

「1人の時間が足りない問題」は、私と同じく独身エンジョイ勢だったリリーさんも感じていたようです。2人はたびたび「定期的に会いたいけど、このままだとお互い無理することになっちゃうね」と話すように……このままお付き合いしていて大丈夫なのか⁉

2人が出した答えは「スピード同棲」

1人の時間が少なくなると疲れるけど、かといってリリーさんと別れたくもない……。でもリリーさんも1人の時間は大事って言ってるし……やはり独身エンジョイ勢は恋人を持つべきではないのか?

2人の「1人時間が足りない問題」に直面して葛藤する私に、リリーさんはこんな提案をしてくれました。

もし古い家でも良ければ、僕の家に住む? 今、部屋が1つ空いてるんだけど
え? そんな偶然ある? ていうかよく今まで無駄に広い部屋の家賃払ってましたね……
どうせ1人で死んでいくだけだと思ってたから、お金のことあまり気にしてなかったんだよね
急にダークな死生観語り出すのやめて

1人の時間が欲しいのに同棲を提案するのは矛盾しているように思えるかもしれませんが、リリーさんには考えがあったようです。

一緒に住めば、わざわざ会おうとしなくても会えるから、お互いにスケジュールを合わせるわずらわしさがなくなるよね。普段の生活で『会う』という目的は達成できるから、わざわざ一緒に出かける必要もなくなるし、その分1人の時間が増えるはず
天才!!!

私は当時住んでいた地域にも愛着があったので少々名残惜しい気はしたのですが、それよりも1人の時間を確保して心身の健康を維持することが重要だったので、同棲を選びました。

付き合ってすぐ同棲しても大丈夫?

さて、ここまで読んで気になるのは「付き合って2カ月という短期間で同棲するなんて、破局のリスクが高いのでは」ということだと思います。結果としてスピード婚したので大丈夫だったのですが、なぜ大丈夫だったのか振り返ってみました。

結婚が前提なら破局リスクは低い

まず、リリーさんと私は結婚を前提にお付き合いを開始しました。そのおかげで破局リスクを抑えられたのだと思っています。

結婚前提なら遅かれ早かれ一緒に住むことになり、一緒に住むことによって生じた問題(相手の洗濯の仕方が気に入らないとか、生活音が気になるとか)を2人で解決していく工程が発生します。

その覚悟ができていた&結婚が前提だと安易に別れを選べないので、「何かあったらちゃんと話し合おうね」というマインドができていました。

あとは2人の温度感が合っているかどうか

次に、2人の温度感が合っていたことも大きいと感じています。

私たちは、「1人の時間を確保するために、あえて一緒に住もう」という目的で同棲を始めました。

ですから、一緒に出かける用事がある時以外、お互いに干渉しません。休日はお互い部屋にこもり、ごはんも2人の気が向くタイミングが合わなければバラバラ。1日に1回くらい、一緒にごはんを食べるか軽く晩酌するかできれば良いかなという感じです。

これが、片方が「相手とずっと一緒にいたい」と考えていて、もう片方が「1人の時間がほしい」と考えていたら、うまくいかなかったでしょう。

「スピード同棲=破局への道」とは限らない

前述したように、リリーさんと私は結婚前提で付き合っていたこと、同棲の温度感が一緒だったことから、すぐ同棲しても大きな問題は生じませんでした。むしろスピード婚しています。

そして結婚から1年半ほど経つ現在も、夫婦関係はおおむね良好。「スピード同棲=破局への道」とは限らない、とお分かりいただけたかと思います。

しかし、結婚するまで全く課題がなかったわけではありません。その課題とは……? 次回(12/6)の連載でお話します!

(文:たにし/マイナビウーマン編集部、イラスト:平松昭子)

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マイナビウーマン編集部の同僚、たじーは私と同じアラサー女子。たじーは飲み仲間を探すのではなく、結婚を目指して結婚相談所に登録したそうです。その理由とは? 婚活の詳細は? 以下の連載でチェックしてみてください!

#タジコン-29歳たじーの婚活記-

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月29日に公開されたものです

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