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マッチングアプリの男性と迎えた決戦のクリスマスイブ

#一生独身を決意して飲み仲間を探していたら結婚した話

マイナビウーマン編集部

一生独身を決意したアラサー女、たにし。そんなたにしが「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯とは? 第5話では、Tinderで出会った男性と迎えたクリスマスイブについてお話します。

こんにちは! 三度の飯より酒が好き、マイナビウーマン編集部のたにしです。

「最近は、あえて結婚しない選択をする人が増えてきている」なんていわれていますよね。かくいう私も、結婚しない人生を選択した……つもりでした。

それなのに、今は飲み仲間でもある13歳年上の夫がいます。なぜ一生独身を決意したのに結婚したのか? 飲んだくれているだけでも結婚ってできるのか?

この連載では、一生独身を決意した私が「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯をつづっていきます。

「楽しく飲んだくれていたら結婚できた」という事例として、結婚を望む酒飲みさんのちょっとした希望になれたらうれしいです。

今回は、Tinderで出会った男性と迎えたクリスマスイブについてお話します。

いつもとちょっと違う金曜日

「出世酒場 大統領」での飲み会を機に距離を縮めた私とリリーさん。その後も毎週金曜日に2人で飲んでいました。毎週の飲み会も3~4回目。いつものように2人で次回のお店を決めていると……?

リリーさんの提案にざわつく私の心

私たちはこれまで赤ちょうちん系のお店で飲んでいたのですが、リリーさんは珍しく広尾のフレンチを提案してきました。

次の金曜日は12/24……これはクリスマスイブの告白、来るか? それとも、純粋にクリスマス的な雰囲気を楽しみながら飲み会をするつもりなのか?

恋愛の教科書的に考えれば、付き合っていない男女がクリスマスイブに広尾でフレンチを食べたら、それはカップルになるということでしょう。

しかし、私たちはお互いに飲み仲間を探していて出会った2人。しかも「一生独身で良い」と考えているのです。そんな2人にまで、クリスマスイブの広尾フレンチマジックが働くのでしょうか。いくら考えても答えが出ません。

唯一確かだったこと

そんな状況でも1つ明確だったのは、私がリリーさんを好いているということ。2人でおいしいお酒や料理を前にして「おいしい!」と称え合う時間が心地良くて、次第に「この人となら、疲弊しないで心地良いお付き合いができるかも」と考えるようになっていったのです。

ということで私、次の広尾フレンチで絶対にリリーさんを落とすと決意しました。ネットショップを見漁り、おしゃれなお店にふさわしいワンピースとアクセサリーを新調。

学生時代の縁で長いこと親しくしていただいているモデル事務所の女社長に「今度のクリスマスイブに落としたい人がいるんですけど、これで大丈夫ですか⁉」とファッションチェックをしてもらい、当日は平日だったので午後休を取得。丁寧にヘアトリートメントをして、パックもして、ヘアメイクに全力をかけました。

決戦のクリスマスイブ

約束の時間になり、リリーさんと合流してお店へ。お店へ着くと、暗めの照明にキャンドルの火がゆらめくなか、かっちりしたスーツの店員さんが席に案内してくれました。うわ……おしゃれやん…‥。

店内にいるお客さんは全席カップル。どのカップルも幸せそうにクリスマスディナーを楽しんでいます。

しかし私はというと、リリーさんを意識しておしゃれしている自分がなんだか恥ずかしくて、いつものように言葉が出てきません。リリーさんも緊張しているのか、口数が少なめ。

私は何を話して良いか分からなくなり、そのお店の売りであるさまざまなお野菜について「これ、ぬか漬けにしたらおいしそうですね」などとコメントするくらいしかできませんでした(当時はぬか漬け作りにハマっていたんです)。

そんな自分がますます恥ずかしくなり、緊張はピークに。そのせいでフォークのコントロールを失い、お皿からすくい取った豆を落としてしまいました。

リリーさんもそれに気づいたようで、豆の行く先を目で追っているのが分かります。気を使ってくれたのか特に何も言われませんでしたが、リリーさんの優しさよりもその場に流れた沈黙のつらさが身にしみたのでした……。

これってプロポーズ⁉ リリーさんの真意とは

どこかちぐはぐなクリスマスディナーを終え、今回もリリーさんが私を家まで送ってくれました(ちなみに今回はベロベロにならなかったので、きちんと意識を保って帰宅しました)。

帰りのタクシーでも、「告白されなかったな……いや、この後か?」と気持ちはそわそわ、落ち着きません。

そして家に到着。「今日のお店、おいしかったですね」などと何でもない会話をしていると、リリーさんが真剣な面持ちで言いました。

「僕とお付き合いしてくれませんか? 将来を見据えたお付き合いにしたいと思っています」。

……将来を見据えたお付き合い⁉ つまり結婚ってこと⁉ え、じゃあこれはプロポーズのようなもの⁉

期待以上の言葉をもらって一瞬パニックになりつつも、私は「ぜひお願いします!」と返答。こうして2人は恋人同士になりました。

ちなみに、なぜ「恋愛は望まない」「独身のままでも構わない」と言っていたのに結婚前提の告白をしてくれたのか、結婚後のリリーさんに聞いたことがあります。その時の回答は「よく分からない……直感?」

「たにしちゃんの人間性にひかれて考えが変わった」みたいな答えを期待していたのですが、残念ながらそうではないようです。きっと酒の神がリリーさんの直感に働きかけて、2人を結びつけてくれたんですね♡

酒でつながれた2人はお付き合い開始後も毎週のように会って出掛けたり飲んだりしていたのですが、交際早々にある問題が浮上しました。その問題とは……? 次回(11/29)の連載でお話します!

(文:たにし/マイナビウーマン編集部、イラスト:平松昭子)

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マイナビウーマン編集部の同僚、たじーは私と同じアラサー女子。たじーは飲み仲間を探すのではなく、結婚を目指して結婚相談所に登録したそうです。その理由とは? 婚活の詳細は? 以下の連載でチェックしてみてください!

#タジコン-29歳たじーの婚活記-

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月22日に公開されたものです

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