「ブラッシュアップ」とは? 意味や使い方・類語や言い換え表現
職場で「ブラッシュアップして」と言われたらどうすればいい?
ブラッシュアップの意味や使い方を理解できてきたところで、次に考えておきたいのが、「職場の上司や先輩から、実際にブラッシュアップを頼まれた場合、どうすればいいか」。
具体的にどんな行動を起こすべきか、シチュエーション別に解説していきます。
(1)資料やプレゼンのブラッシュアップを求められた場合
作成した資料やプレゼンをブラッシュアップするよう言われた場合、まずはなぜ今のままではいけないのかをよく確認しておくことが重要です。
「内容に具体性がない」「結局何が言いたいのかよく分からない」「情報量が多く冗長になってしまっている」など、改善のヒントをもらいましょう。
原因が分かったら、いよいよブラッシュアップです。
・具体性がないなら、いくつか例を交えて説明してみる。
・何が言いたいのか伝わりづらい場合は、メインとなる主張や結論を一番始めに持ってくる。
・情報量が多すぎるなら、全体を見直して必要な情報と不要な情報を仕分けする。
こんな風に、「今よりクオリティの高いものにするためにはどうすればいいか」という部分に着目して、資料やプレゼンを作り直してみましょう。
(2)能力のブラッシュアップを求められた場合
語学力や営業力など、特定の能力に対するブラッシュアップを求められた場合は、「何が足りないと思われているのか」をはっきりさせておきましょう。
「英語での会話や電話対応は申し分ないが、メールのやりとりもできるよう英語の文章力を伸ばしてほしい」「人当たりはいいのに営業の成約率が伸びていないので、トークの中身を磨いてほしい」など、あなたのスキルアップを求める原因があるはず。
そういった原因を正しくと把握できていないと、能力を向上させようと努力しても、裏目に出てしまう可能性が高いです。上司や先輩に直接聞いたり、聞きづらい場合は同僚などに相談したりして、第三者の意見をもらうのもいいでしょう。
また、「スキルアップすることで職場にどう貢献できるのか」も確認しておきたいポイントの一つ。
「海外の取引先とのやりとりを全て任せられるようになる」「新商品の売上を伸ばし、会社の業績を安定させる」など、明確なゴールが見えていると、能力を向上させるモチベーションがアップします。
ここまでできれば、あとはゴールに向けて努力するのみ。教材を使ってビジネス用の英文法を一から学ぶ、営業成績がいい先輩に指導をお願いするなど、具体的なアクションを起こし、能力のブラッシュアップを目指しましょう。