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セックスで使うローションの正しい選び方! シーン別のおすすめを紹介

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

ローション選びで気を付けたほうがよいこと

ローションを選ぶ際、ベースとなる成分によっては注意が必要になることもあります。おもにオイルベースのローションを選ぶ場合には、以下の点を考慮しておきましょう。

(1)コンドームの破れに要注意

オイルベースのローションは、オイルの成分がコンドームを劣化させ、破れやすくするといわれています。そのため、挿入時の潤滑ゼリーとしてローションを使いたい人には、オイルベースのローションは適していません。ウォーターベースやシリコンベースのローションを選ぶことをおすすめします。

オイルベースのローションが適しているのは、挿入のときではなく、マッサージをしながらスキンシップするときです。オイルベースのローションには洗い流す必要がなく、マッサージオイルとして使用可能な商品もあります。使用するシーンに合わせて選ぶローションの種類を変えましょう。

(2)シーツや服につくとシミになることも

オイルベースのローションのなかには、シーツや服などの布地につくと、シミになってしまうものもあるようです。お気に入りのリネンや下着、服などにシミをつけたくないときは、ビニールシートを敷く、ローションに触れないように脱いでから使用するといった工夫をするとよいかもしれません。

ローションの種類によって、使い勝手は異なります。可能なら、いろいろな種類を試してみるとよいですね。

自分に合ったローションを見つけ、セックスを楽しんで

さまざまな使い方ができて、メリットも大きいローション。まずは、自分が何を目的に、どんなふうにローションを使いたいのか。それを考えると、おのずと自分に合ったローションを選べるのではないでしょうか。ローションを上手に使いこなして、セックスの新しい楽しみを見つけてみましょう。

(監修:宋美玄、文・構成:山本尚恵)

※画像はイメージです

※この記事は2021年03月25日に公開されたものです

宋美玄(産婦人科医・医学博士) (産婦人科医・医学博士)

大阪大学医学部医学科卒業。丸の内の森レディースクリニックの院長として周産期医療、女性医療に従事する傍ら、テレビ、書籍、雑誌などで情報発信を行う。

主な著書に、ベストセラーとなった『女医が教える本当に気持ちいいセックス』がある。

一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会代表理事

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