「できません」の敬語表現は? ビジネスで使える断り方を紹介(例文付き)
ビジネスシーンにおいて断る際のポイント
日本語は曖昧な部分がある言語です。中でも、ビジネスシーンにおけるコミュニケーションでは、「イエス」と答える場面より「ノー」と答える場面の方が、言い回しが難しいものです。
断るということ自体が、相手によっては「拒否された」と受け止められることも多いため、どうしても遠回しになりがちですが、そのことが「承諾」と取り違えられてもいけません。
そのため、「やんわりと」かつ「しっかりと」断りの意思を表明する必要があるでしょう。
そうした場面では、前段の言い回しは覚えておいて損のない表現です。
また、前段でもいくつか示しましたが、次のようなクッション言葉を併用するとなお良いでしょう。
・申し訳ございませんが
・誠に恐れ入りますが
・せっかくお越しいただきましたが
・せっかくのご依頼ですが
・心苦しいのですが
・誠に申し上げにくいのですが
・あいにくですが
・残念ですが
いきなり断るよりも、配慮のあるフレーズを使って切り出すことで、断る側も断りやすく、相手にとっても拒否されたという印象が弱まります。