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「できません」の敬語表現は? ビジネスで使える断り方を紹介(例文付き)

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「受け入れる言葉」より難しい「断る言葉」

いかがでしたか?

「できません」といきなり断るのではなく、相手を尊重しつつ断る言い回しについても紹介しました。

初対面の人から「はい、できます」と丁寧語で言われても、さほど失礼とは感じないでしょう。

しかし「いえ、できません」と言われたら、「配慮がない言い方だな」「そんなに突っぱねた言い方をしなくても」と嫌な気持ちになる人もいるかもしれません。同じ丁寧語でも、承諾ではなく断る場面では、相手の受ける印象がそれほど違うわけです。

「イエス」より「ノー」の伝え方の方が、何倍も難しいのです。

意図せず傷付けてしまうことのないように、相手を尊重しつつ配慮ある断り方を心掛けたいものですね。

(前田めぐる)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年03月17日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

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