正しいのは「時期尚早」「時期早尚」どっち? 意味や使い方を解説
「時期尚早」の類語
「機が熟していない」「まだタイミングではない」という意味がある「時期尚早」。似た意味合いを持つ言葉を、以下に紹介します。
「早計」
「そうけい」と読み「早まった、軽率な考え」という意味です。
「時期尚早」がタイミングだけを問う言葉であるのに対し、「早計」には「軽率」というニュアンスが含まれています。
例文
・調査の全容が見えていない段階で、対策の正否を問うのは早計だ。
「見切り発車」
「議論や準備が不十分なままに実行に移すこと」を意味する言葉です。
「時期尚早」との違いは、時期のタイミングよりも、準備のタイミングによる点です。
例文
・当事者全員の意見を聞かずに事を進めるのは、見切り発車と言われても仕方がない。
「拙速」
「せっそく」と読みます。「下手な仕上がりでも、早く行うこと」を意味しています。
スピードを優先させる際、クッション言葉で「拙速ではありますが」と良い意味で使われることが多い言葉です。
例文
・たとえ拙速と言われようが、今すぐ取り掛かることをおすすめします。