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正しいのは「時期尚早」「時期早尚」どっち? 意味や使い方を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「時期尚早」の対義語

「時期尚早」とは反対に、「タイミングが合っている。今こそ、事を行う時期だ」という意味の言葉を以下に紹介します。

「千載一遇」

「せんざいいちぐう」と読みます。

単にタイミングが合っているだけでなく、「千年に一度しかないほど、めったにないこと」という意味で使う言葉です。

「チャンス、好機」という言葉と使っても意味は重複しません。

例文

・まさに、千載一遇の好機です。これを逃す手はないでしょう。

「好機到来」

「こうきとうらい」と読みます。

「絶好の機会が訪れた」という意味です。「時機到来」「時節到来」という言い方も同じ意味です。

例文

・市場での需要が高まりつつある今、好機到来と考えて積極的に打って出よう。

「時世時節」

「ときよじせつ」と読み、「時代のなりゆき」という意味です。

「チャンス」というよりは、「時代の移り変わりに合わせて」というニュアンスで使います。

例文

時世時節というものがあるので、新商品も手がけていくべきでしょう。

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