「いえいえ」の使い方は? 意味や「いやいや」との違い、例文を解説
「いえいえ」はどんな時に使う?(例文付き)
では、「いえいえ」は実際にはどのような時に使うのが良いでしょうか。
感謝された時(謙遜のニュアンス)
感謝されたことに対して、相手の役に立ったことが自分の喜びであると伝えたい時には、以下のような使い方をします。
例文
A:「これだけの資料をよく集めてくださいました。ありがとうございます」
B:「いえいえ、とんでもありません。お役に立てて光栄です」
褒められた時(謙遜のニュアンス)
褒められたことに対して、まだまだ力不足だと謙遜したい時には、以下のような使い方をします。
例文
A:「フランス語もネイティブみたいに話せてすごいですね」
B:「いえいえ、それほどでもないです。田中さんに比べたらまだまだです」
思いがけない事態に驚いた時(丁寧な否定のニュアンス)
急に思いがけないことを依頼されて驚いた時には、以下のような使い方をします。
例文
A:「ではBさん、急で申し訳ありませんが、一言お願いします」
B:「え? いえいえ、私からは何も申し上げることはございませんので……」
相手の問いや話を否定する時(丁寧な否定のニュアンス)
相手の言葉を否定していますが、「いえいえ」の後にきちんと言葉を続けることで、切り捨てるような冷たさは感じさせません。
例文
A:「この内容だとかなり予算がオーバーするのではないですか?」
B:「いえいえ、ご予算内で収まりますよ。見積書をご確認ください」