お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「いえいえ」の使い方は? 意味や「いやいや」との違い、例文を解説

松岡友子(コミュニケーションマナーアドバイザー)

「いえいえ」を使う際の注意点

では、「いえいえ」を使う際の注意点を見ていきましょう。

「いえいえ」の後には言葉を続けること

「いえいえ」は、否定や謙遜の場面で文の初めに付く「感動詞」です。その後に続く文によって、否定か謙遜どちらの意味で使っているのかがはっきりします。

そのため、「いえいえ」の後には、相手に伝えたい内容が伝わるよう、例えば「そうではございません」「それほどでもありません」など、言葉を加えるようにしましょう。

そもそも、会話の際に感動詞だけで返すのは中途半端で、あまり良い印象ではありません。

「いえいえ」だけでは、否定なのか謙遜なのかニュアンスが伝わりづらく相手を混乱させかねないので、自分が何を伝えたいのか、後に続く文章には気を配るようにしましょう。

むやみに繰り返さないようにする

「いえいえ」は目上の方に使っても失礼ではないですが、かといってむやみに繰り返して良いものともいえません。

「いえいえ」を繰り返し過ぎると、「はい」と繰り返す「はいはい」と同じような意味になってしまうため、相手に失礼な印象を与えかねません。

ですから、同じ会話の中で何度も「いえいえ、いえいえ……」ばかり連発するという使い方は、たとえそれが謙遜の意味であれ否定の意味であれ、そして相手が目上であれ同僚・後輩であれ、避けた方が良いでしょう。

次ページ:「いえいえ」はどんな時に使う?(例文付き)

SHARE