「いえいえ」の使い方は? 意味や「いやいや」との違い、例文を解説
「いえいえ」と「いやいや」の違いは?
「いえいえ」と似た言葉である「いやいや」。
両者に違いはあるのでしょうか? 確認していきましょう。
「いやいや」は否定を表す言葉
「いやいや」は『広辞苑 第七版』(岩波書店)によれば、
いや-いや【否否・嫌嫌】
「いや」を重ねて否定の気持を強調する語。
とあります。
このことから、「いやいや」は否定の気持ちを強調する意味を持つ言葉だということが分かります。
「いえいえ」は謙遜、「いやいや」は遠慮のニュアンス
「いえいえ」と「いやいや」は、いずれも否定の意味合いを持っていますが、ニュアンスが少し異なります。
「いえいえ」は謙遜のニュアンスが強いですが、「いやいや」は否定の気持ちを強調する言葉なので、どちらかというと謙遜というよりも、遠慮のニュアンスが強い言葉です。
そのため、目上の人から賞賛の言葉をもらった際などには、「いやいや」だと相手の厚意を遠慮しつつお断りする印象になりかねないので、謙遜しつつ受け入れる印象の「いえいえ」を用いる方が無難でしょう。