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においの原因となる「恥垢」とは? デリケートゾーンの正しい洗い方とケア方法

宋美玄(産婦人科医・医学博士)

しっかりとケアをしているはずなのに、気になるデリケートゾーンのにおい。一体何が問題なのでしょうか? 産婦人科医・医学博士の宋美玄先生にその原因と正しいケアの方法について伺ってきました。

腟まわりのデリケートゾーンのお手入れは女性にとって悩みの種。

とくにきちんと洗っているつもりでも、きれいに落としきれず、気が付くと溜まってしまう恥垢(ちこう)は、においの原因にもなってしまいます。どのようにケアするのがよいのでしょう。

宋美玄(産婦人科医・医学博士) (産婦人科医・医学博士)

大阪大学医学部医学科卒業。丸の内の森レディースクリニックの院長として周産期医療、女性医療に従事する傍ら、テレビ、書籍、雑誌などで情報発信を行う。

主な著書に、ベストセラーとなった『女医が教える本当に気持ちいいセックス』がある。

一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会代表理事

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恥垢とは

恥垢とは、排泄物や経血、おりもの、汗といったタンパク質の汚れがうまく落としきれず、性器のヒダなどに溜まってしまったもののことを言います。

女性器はそもそも複雑な構造をしている上に、女性が自分自身でその構造を把握していないことが少なくありません。そのため正しく洗うことが難しく、汚れが溜まってしまいがちです。

溜まった汚れは恥垢と呼ばれる垢となります。主に白っぽいクリーム状をしていて、大陰唇と小陰唇の間、小陰唇の内側、クリトリス包皮の内側あたりによく溜まっています。

次ページ:恥垢が溜まるとどうなる?

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