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フェチとは? 人気ランキング&フェチの種類30選と隠された心理

高見綾(心理カウンセラー)

よく聞くけど「フェチ」って何?

このページでは、各フェチに隠された心理を説明します。

その前に、どのぐらいの人がどんなフェチを持っているのか分かったところで、改めて「フェチ」と一体何なのかおさらいしておきましょう。

フェチの意味

フェチとは、フェティシズムを俗に略していう語であり、デジタル大辞泉(小学館)によると、「特定の種類の物に異常な執着・偏愛を示す人」のことをいいます。

元々は、宗教学の分野で、木片や貝殻、石などに呪力や神聖なものが宿ることを指した言葉でした。それがだんだん幅広い意味で使われるようになり、異性の下着や靴、眼鏡など生命のないものに対して性的な魅力を感じることをいうようになったといわれています。

最近では、「異性の特定の体の部位や行動の一部が好き」という意味でフェチを使うことが多いようです。どのパーツに性的魅力を感じるかは人によってかなり幅が広く、中にはマニアックなフェチを持つ人もいます。

なぜフェチは生まれる?

どのパーツが好きかについては、程度に差はあるものの、多くの人が何かしらの性的なこだわりを持っているとされています。

フェチは学習や経験によって生まれる?

性的な魅力を感じるのは本能的な欲求ですが、フェチのようにこだわりが生まれるのは後天的なものだとする説があります。最初のころは、ただ「いいな」「なんか好き」という程度だったものが、そのパーツや対象についていろいろ見たり聞いたりしているうちに、だんだんとこだわりが強くなってくるということ。

現代ではインターネットですぐに調べられることも多いので学習するタイミングも多いですし、このように性的な妄想を巡らせていく機会が多いほうが、フェチは強くなるようです。

身体の一部に関わるフェチの種類とその心理一覧

では、現代の代表的なフェチ例と、その裏に隠れた心理を見ていきましょう。

まずは身体の一部に関わるフェチとその心理を紹介します。

(1)手フェチ

冒頭でのアンケート結果からも分かる通り、女性に多いフェチです。

「米津玄師さんの手が綺麗!」などとときめく人が多いように、女性は特に男性の細くて長い綺麗な指になんともいえない色気を感じます。

それは、手の綺麗さから感じる清潔感が理由のひとつ。手フェチの人は、「あの指でわたしを触ってほしい」「この手で抱きしめられたい」という願望を持っているのです。

男性にも手フェチの人はいますが、その場合には女性の手が丸くて温かい感じがする、という違った視点で惹かれる人が多いようです。

(2)腕フェチ

男性の「血管が浮き出た腕が好き」「筋がすっと入った腕がたまらない」という女性は多いです。浮き出た血管や筋肉といった要素に男らしさを感じるのです。

女性は無意識のうちに男性から守ってもらいたいと思っており、「あの腕に抱かれたい」「ぎゅっと守られたい」と想像を巡らせてうっとりするのです。

男性で女性の腕が好きな人は、二の腕フェチが多いです。ぷにぷにの柔らかい二の腕は女性の胸を連想させるためです。

(3)胸フェチ

冒頭でのアンケート結果からも分かる通り、圧倒的に男性に多いフェチです。

胸は女性の象徴として想起され、性的な魅力を感じやすいパーツのひとつだといえるでしょう。

ひと口に胸フェチといっても、形や大きさのこだわりはさまざまです。大きいほうが好きという男性のほうが多いイメージはありますが、中には小さいほうが好きという人もいますし、大きさよりも形にこだわりのある人もいます。

胸フェチの人は本能的にそれに惹かれており、パートナーには母性や優しさ、癒しを求める傾向があるといえるでしょう。甘えたがりなタイプです。

(4)脚フェチ

男性が女性の脚に興味を持つケースです。

スラリと伸びた細い脚が好きな人もいれば、健康的なむっちりした脚が好きな人もいて、こだわりは多岐に渡ります。

脚フェチの男性は、脚そのものを芸術品のように感じていて、変わり者タイプが多いとされています。女性の理想が高く、束縛癖が強くなる傾向も。

(5)お尻フェチ

お尻フェチの人は、真面目で堅実なタイプが多く、恋愛では彼女に引っ張ってもらいたい派です。

大きなお尻が好きな人ほど甘えん坊度合いが高くなるでしょう。

(6)太ももフェチ

太ももフェチの人は、他の人の肌に触れて安心感を得たいのかもしれません。

寂しがりで癒やしを求めている人が多いでしょう。

(7)腋フェチ

腋は普段人目につきづらい部位。普段はじっくり見ることのない部位だからこそ好き、という心理が隠れているといえるでしょう。

「自分だけが知っている」という特別感を味わいたいと思っているのかもしれません。

(8)髪フェチ

男性が女性の髪にこだわりを持っているパターンが多いです。髪は女性らしさの表れであるため、男性は長い髪など自分にないものに本能的に惹かれています。

髪型にこだわりがあるタイプや、髪質にこだわる人、髪の色にこだわる人とさまざまいます。髪フェチの人は「異性の髪の毛に触れたい」という願望を持っており、恋愛に対してピュアでロマンチストであることが多いです。

(9)鎖骨フェチ

綺麗に骨筋が出た鎖骨は、男女ともに色気を感じるポイントです。

「くっきりと浮き出ている鎖骨が好き」「骨が太い鎖骨が好き」など、さらに細かいフェチを持っている人も。

(10)爪フェチ

爪の形や手入れの行き届いた爪、ネイルアートを施した指先などに魅力を感じる爪フェチ。

指先のように細かいところまで気を配っている様子に魅力を感じるのかもしれません。

(11)鼻フェチ

「スッと鼻筋が通っている人が好き」「わし鼻が好き」など、鼻の形状にこだわりがある鼻フェチ。

鼻は顔の真ん中に位置するパーツであるため、特に強いこだわりを持ちやすいのかもしれません。

(12)ほくろフェチ

顔だけでなく、首や太ももなど特定の部位にあるほくろが好きという人もいます。

(13)歯フェチ

「きれいな歯並びに魅力を感じる」という人もいれば、「前歯が大きい人が好き」「笑った時に見える銀歯が好き」など、特徴のある歯に強いこだわりを持つ人も。

(14)筋肉フェチ

「筋肉フェチ」と聞くと、女性が男性に感じるフェチのように思いますが、男女ともにトレーニングをすることが一般化した現在では、「筋肉フェチ」は性別に関係なく存在しているようです。

(15)むだ肉フェチ

筋肉フェチもいれば、「ぷにぷにしたお肉が好き」という「むだ肉フェチ」の人もいます。

触った時の感触や抱き心地が良いことから、ぷにっとした肉感に魅力に感じるのでしょう。

(16)血管フェチ

手や首筋に浮き出る血管が好きという変わったフェチもあります。

中には、手の甲・前腕など、他の部位のフェチをあわせ持つ人もいるようです。

(17)髪型フェチ

特定の髪型にフェチを感じる人です。

「ロングヘアの男性が好き」「髪が短い女性が好き」など、その好みはさまざま。中には「寝ぐせがついている姿にグッとくる」など、少しマニアックなフェチを持つ人もいます。

(18)日焼け肌フェチ

太陽の下で輝く体に惹かれるようです。

中には、「日に焼けたところとそうでないところの境目が好き」というマニアックなフェチを持つ人もいます。

(19)唇フェチ

厚めでぽってりとした唇、薄い唇、グロスの塗られたツヤ感のある唇など、唇へのこだわりが強い人もいます。

マイナビウーマンのアンケートによると、20~30代の未婚男性のうち約4割の人が女性の唇にこだわりを持っていると回答しています。

人は顔を見てコミュニケーションをとることが前提となっています。かつ、コミュニケーションのキーとなる声が発せられる部位でもあるので、自然と唇に意識が向かい、それが唇フェチへと発展するのかもしれません。

(20)首・首筋フェチ

男性やショートカットの女性は、より首筋が目立ちますよね。そんな首・首筋に色気を感じる人は多いでしょう。

首を回した時に浮かび上がる胸鎖乳突筋はフェイスラインを美しく見せてくれるため、ケアに力を入れているという人もいるようです。

(21)うなじフェチ

うなじは、髪を下ろしていると普段はなかなか見えないパーツです。

髪をかき上げる時にチラッと見えるという「めったに見れないレア感」に、特に男性はドキドキしてしまうのかもしれません。

(22)へそフェチ

縦長、横長、小ぶり、でべそなど、さまざまな形状があり個性も出るおへそ。

普段は隠されている「秘められたパーツ」だからこそ、その希少性に興奮するという人も多いようです。

(23)ふくらはぎフェチ

スラッとしたふくらはぎや、ふっくらとしたふくらはぎに色気を感じて引き寄せられるという人も少なくないようです。

ふくらはぎから足首にかけて引き締まっていたり、足首が細かったりするとメリハリがあり、脚がきれいに見えるのでしょう。脚線美のカギとなるパーツかもしれませんね。

(24)足裏フェチ

足の裏が好きという人もいます。

足裏は靴を脱いだ時しか見えないので特別な部分。

個性が出やすい足裏ですが、土踏まずが美しいアーチを描いている、かかとがきちんとケアされていて足裏がつるりとしているなどが好まれやすいポイントです。

▶次のページでは、「匂いフェチ」「声フェチ」などの仕草・シチュエーションに関わるフェチとその心理について紹介します。

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