風水とは? 風水で開運を! 運気アップのポイントも紹介 #李家幽竹の風水ハック
陰陽五行説(五行思想)とは
開運法を実践する前に、まずは風水の考え方のベースである「陰陽五行説」について知っておきましょう。
風水の考え方の基本は、「陰陽五行説」にあります。自然界のすべてのものは「木・火・土・金・水」の5つの要素(五行)に分類され、「陰」「陽」いずれかの性質を持つという考え方です。
五行
たとえば、「木」は木製のもの、「火」はプラスチック製品や化繊類、「土」は陶器、「金」は金属や鉱物、「水」はガラス製品(暗い場所に置いた「陰」に属するガラスは「水」、明るい場所の「陽」に属するガラスは「火」になる)などに当てはまります。
物だけでなく、人間も女性は「水」、男性は「火」に属すると考えます。
陰陽
「陰・陽」は互いに相対する性質を持ち、互いに支え合いながら成り立っています。
たとえば、男性は「陽」、女性は「陰」。また、「明るい」「暖かい」「昼」「天」などは「陽」、「暗い」「寒い」「夜」「地」などは「陰」に属します。
陽が良くて陰が悪いというわけではなく、陰陽のどちらも大切な要素。このバランスが物事の調和を保つと考えるのが「陰・陽」なのです。
五行の相性
「木・火・土・金・水」の五行には、それぞれお互いを生かし合いながら運気を強めていく「相生(そうじょう)」と、お互いが対立し合って運気を低下させてしまう「相剋(そうこく)」という関係があります。
たとえば、金属は土から生み出されるため、「金」と「土」には「生まれる」という気が生じます。これは「相生」ですね。
一方で、「水」は「火」を消してしまうため、生み出す力が存在せず、互いの気を消滅させてしまいます。この関係は「相剋」です。
風水を実践していくためには、こうした「相剋」となる関係を避け、「相生」の関係を上手く使っていくことが大切なのです。
五行思想における方位
風水では、方角についても「五行」をベースに考えます。それぞれの方角の持つ運気を理解し、上手に利用してみましょう!
Check!
風水における方角とは。間取りの見方と色との関係
北(水)
悪い気を流す作用あり、愛情や性をつかさどる方位(恋愛運/金運/セックス運/信頼/秘密を守る力)
北東(土)
高い山を示し、大きな変化と継続を表す方位(相続/不動産運/貯蓄運/転職/転居/良い変化)
東(木)
太陽が昇る東は、若さや発展運を象徴する方位(仕事運/発展運/勉強運/若さ/情報/音)
東南(木)
発展を促し、縁を引き寄せ風を呼び込む方位(結婚運/恋愛運/旅行運/縁全般/香り)
南(火)
美や知力をつかさどる方位(人気運/ビューティー運/知性・直観力/芸術/別離)南西(土)
畑のような低い土地を示し、土の気が最も強い方位(家庭運/健康運/不動運/安定/努力)
西(金)
豊かさや楽しみごと、全般を表す方位(恋愛運/金運/商売運/楽しみごと)
北西(金)
仕事運や援助運をつかさどる。別名・主人の方位(出世運/玉の輿運/事業運/グレードアップ運/人からの援助)
中央(土)
これまでの結果を表し、今後の土台をつかさどる方位(総合発展運)
鬼門・裏鬼門
鬼門は「北東」、裏鬼門は「南西」を指す。変化をつかさどる方位で、どちらもつねに清潔にしておく必要がある。
五行思想における色
色についても、各方位の運気をつかさどる相性の良いカラーがあります。
ただし、こちらの図に表示される色は「五行」の方角自体の色ではなく、その方角を生かす色が配置されていることを知っておきましょう。
たとえば五行における本来の色は、南は「火」なので赤色。だからといって南に「赤色」をもってきてはいけません。インテリアで南に赤いものを置けば、「火」のある方角にさらに「火」を加えてしまうことに。燃え上がって大変なことになりますよね。
南にライトカラーのグリーンなどを用いることは、木をくべて火を生かすという「相生」の効果が期待できるからです。
同じく北は「水」なので五行では黒色なのですが、方角を生かす色はピンク。
ピンクは女性の「水」の気を豊かにしてくれます。水の流れが豊かになれば、女性的な気や愛情、恋愛などの運が深まりますよ。
ちなみに、西は白色、東は青色が、五行の色です。
それぞれの方角をつかさどる気を良くするための色が、風水的に良い色となるのです。
方角別・運気の高まる色一覧
・北(水)……ベビーピンク/シルバー/白
・北東(土)……白/赤/ブラウン/オレンジ
・東(木)……赤/ペールブルー/ターコイズ
・東南(木)……オレンジ/ミントグリーン
・南(火)……白/ベージュ/ライムグリーン
・南西(土)……ベージュ/コーラルピンク/パステルイエロー/ライムグリーン
・西(金)……アイボリー/パステルイエロー/ピンク/ゴールド
・北西(金)……クリーム/ベージュ/オペラピンク/シルバー
・中央(土)……パープル
また、色が持つ風水的な意味もそれぞれ見ていきましょう。
「赤色」が持つ風水的な意味
赤は火の気を持つ色で、活性化する運気を持っています。
積極的に過ごしたい、人気者になりたい、直観力を得たい、ギャンブル運を上げたいときに取り入れるのがおすすめです。
「金色・黄色」が持つ風水的な意味
金色も黄色も金の気を持つ色です。金銭に関する運気を上げる働きがあります。
金運を上げたい、事業を成功させたい、リッチな生活をしたいときに取り入れると良いでしょう。
「青色」が持つ風水的な意味
青は水の気を持ち、恋愛運や信頼運、コミュニケーション運を上げる働きがあります。
水の気を帯びているため使いすぎると「運が冷える」ともいわれます。青はたくさん使いすぎないように気を付けて。
「緑色」が持つ風水的な意味
木の気を持つ緑は、木が伸びるように、成長運や健康運、癒やしの運気を上げる働きがあります。
癒やし効果の高い色なので、部屋のファブリックや小物、玄関マット、観葉植物など積極的に取り入れると良いでしょう。
「黒色」が持つ風水的な意味
色の中で一番濃く、どの色の影響も受けない黒は、邪気を払い、守りを固める色です。
危険な人を寄せ付けなくする効果があるほか、お金などの流出を止める効果もあるため、黒の財布を使うとお金の無駄使いを食い止めます。
「白色」が持つ風水的な意味
白は金の気を持つ色。「白紙に戻す」というように、物事をリセットする効果があります。
白にはほかの色を目立たせる効果もあります。効果をより発揮したい色があれば、組み合わせることでサポートしてくれるでしょう。
「紫色」が持つ風水的な意味
紫は火の気を持ちます。高貴さやインスピレーション、霊性などをあらわし、感性を研ぎ澄ますことができる色です。
紫色を取り入れることで、勘が鋭くなったり自信を持てたり、まわりからの評価がアップして尊敬されたりすることが増えるでしょう。
「ピンク色」が持つ風水的な意味
ピンクは火の気を持つ色。柔らかく和やかな人間関係を作り、特に女性の運気全般を上げてくれる効果があります。
恋愛運や結婚運、コミュニケーション運を高める色なので、インテリアやファッションに取り入れると効果的ですよ。
⇒次からは、金運や恋愛運、健康運など、それぞれの運気をアップさせるためにやるべきことを解説します。