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【イラスト&図解】ファストファッションとは。人気ブランド一覧と歴史

弓削桃代

「ファストファッション」という言葉の意味を知らない人はいないかもしれません。いつしかなくてはならない身近な存在になったファストファッション。中でも人気の6大ブランドの特色と歴史について、ファッションライターの弓削桃代さんに教えてもらいました。

ユニクロ、GU、ZARAなどは、手ごろな値段でトレンドのアイテムが手に入る、と男女問わず人気を集めています。

これらの人気ブランドは“ファストファッション”と呼ばれるもの。

今や身近なファッションカテゴリーとなった、“ファストファッション”について、その意味や定義、歴史などについてレクチャーします。

ファストファッションとは

ファストファッションとは

そもそも、ファストファッションとはどういうものなのか、基本的な知識を学びましょう。

愛用者の多いブランドがたくさん登場するので、ぜひその特徴をつかんで、お買い物に役立ててみてください。

ファストファッションの意味や定義

ファストファッションとは、トレンドを取り入れたファッションを安価に売り出しているファッションブランドのこと。

大量に生産して世界的に販売するので、知名度もあり、流行に合わせて短いサイクルで売るのも特徴です。

安い、おいしい、早いという「ファストフード」になぞらえてつけられたという説もあります。

ファストファッションの歴史

(ファストファッション年表)
1990年代初頭 バブルが崩壊。高級ブランド人気も低迷する
1998年 ユニクロのフリースが大ブーム。ZARAの1号店が渋谷にオープン
1999年 GAP原宿店がオープン
2006年 GUが初出店
2008年 H&Mの1号店が銀座にオープン。ファストファッションブランド人気が本格化
2009年 FOREVER 21の1号店が原宿にオープン
2012年 新宿東口に「ビックロ」が誕生。家電量販店との融合が注目を集める
2018年 原宿に「GU STYLE STUDIO」が誕生

今から30年ほど前にバブルが崩壊し、それまでの“高級ブランド人気”が落ち着いてきました。

そんな中1990年代後半から、低価格なファストファッションのブランドが世界で台頭してきます。

日本では、1998年にユニクロが販売をはじめたフリースが大ヒット。また、ZARAが日本に初上陸したのもこの年です。

2008年にはH&Mが日本に上陸し、日本1号店である銀座店には大行列ができました。

ここから本格的にファストファッションのブームがはじまります。

ファストファッション代表ブランド

ファストファッション代表ブランド

ユニクロやGUなど日本発のブランド、ZARA、H&M、FOREVER 21といった海外発のブランドなど、代表ブランドをラインナップ。人気6ブランドについて徹底解説します。

ブランドを系統別に分布した図解もあわせてチェックしてください。

【ファッション系統図解】ブランド一覧

【ファッション系統図解】ブランド一覧

カジュアル系といえば、GAPやFOREVER 21といったアメリカ発のブランド。

ユニクロやGUは、カジュアル傾向ではありつつも、シンプルなものは通勤服にも使えます。

ZARAやH&Mなどは感度の高い人でも満足のいくラインナップです。

ユニクロ

ファストファッション6大ブランド(1)「ユニクロ」

歴史

日本のファストファッションブランドの代表格。

1984年に広島県広島市にユニクロ1号店を出店(現在は閉店)。

1991年にはファーストリテイリングに商号を変更し、1998年には原宿に出店します。

現在はアジア発のグローバルブランドとして、世界各国で展開。

今年の秋には初めてインドに出店予定。

ファッション系統や特色

「LifeWear」を掲げ、人々の生活に寄り添い、豊かにする洋服を提案。ベーシックで品質にこだわったアイテムを展開していることから、客層が幅広く、老若男女問わず利用者の多いブランドです。

1998年のフリースがブームになったのを皮切りに、ブラトップ、ヒートテック、エアリズム、ウルトラライトダウンなど機能性も重視したアイテムを次々とリリース。

さらに、世界的に有名なデザイナーとのコラボも多く、レギュラー化しているイネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボアイテムは毎シーズン即売れ。

2016年からはクリストフ・ルメール率いるデザイナーチームがパリのアトリエから届けるコラボライン・ユニクロUもスタート。シンプルながら品のあるデザインが人気を集めています。

価格帯

・Tシャツやカットソー……990円~
・デニムやパンツ……2,990円~
・アウター……4,990円~

コットンやカシミア、ウールなど素材にこだわったものが多く、価格帯も安価なのでコスパのいいブランドとして定着しています。

ZARA

ファストファッション6大ブランド(2)「ZARA」

歴史

1975年にスペインで1号店、1989年にニューヨークとパリにショップをオープン。

日本には1998年に渋谷に1号店を出店し、その後2003年に銀座、六本木ヒルズ内と店舗を増やしていきます。

ここ数年では、ZARAのコーデを楽しんでいる女のコを“ザラジョ”と呼び、SNS上で「#ザラジョ」が大流行! 雑誌でも企画として取り上げられるほどになりました。

ファッション系統や特色

ZARAの専属デザイナーが商品デザインをしていて、常にトレンドを意識しているので、企画からショップに並ぶまでが早く、商品回転も速いのが特徴。お店で見て気に入ったアイテムがあったらその場で購入するのが、ZARAでの正しい買い物テクかもしれません。

ファッション性の高いアイテムが多いのに、低価格なので挑戦しやすい! シューズ、バッグなどの小物もおしゃれで人気です。

価格帯

・トップス……2,990円~
・パンツやスカート……4,990円~
・ワンピース……5,990円~
・アウター……7,990円~

海外ブランドのようなデザイン性の高いアイテムがこの価格帯で買えるのがうれしいですね。

ワンピースやドレス類も4ケタ台で買えるので、結婚式の2次会などのオケージョンにもおすすめ。

H&M

ファストファッション6大ブランド(3)「H&M」

歴史

1947年にスウェーデンに1号店をオープン。

2000年にアメリカに上陸、2008年に銀座に日本1号店をオープンさせ、世界のファストファッションブームを牽引したスウェーデン発のブランド。

最近では、不要になったアイテムを回収すると割引クーポンがもらえるなど、リサイクルシステムにも力を入れています。

ファッション系統や特色

安価でファッショナブルなデザインのアイテムが基本。

ステラ・マッカートニー、ランバン、マルニなどの有名デザイナーとのコラボレーションは毎回行列ができるほどの、世界的人気企画となっています。

日本進出後は、KENZOやコム・デ・ギャルソンといった日本の人気デザイナーとも積極的にコラボ。

また、環境問題にも率先して取り組んでいて、再利用素材で作ったコンシャスサステイナブルスタイルは、再利用とは思えないほど高見えします。

価格帯

・Tシャツ……990円~
・パンツやスカート……3,999円~
・ワンピース……3,999円~
・アウター……3,999円~

他ブランドではそれなりの価格のするワンピースやアウター類も、5,000円以下で買えることが多いのがポイントです。

冬物アイテムも安価なので狙い目!

FOREVER 21

ファストファッション6大ブランド(4)「FOREVER21」

歴史

アメリカ・ロサンゼルスで誕生したFOREVER 21。

アメリカ、カナダを中心に、アジア、ヨーロッパで店舗を持つファストファッションの代名詞ともいえるブランドです。

日本には、2009年に上陸し、2010年にはアジア最大級の店舗を渋谷にオープンしました。

ファッション系統や特色

ロス生まれらしい色やデザインに遊びのある、キャッチーなアイテムが豊富なカジュアル系ブランド。コーデのポイントとして取り入れるのに最適です。

体のシルエットをキレイに見せてくれるものが多く、デート服にも最適。

また、海外旅行やリゾート地で使いやすいワンピースやオールインワンも多いので、ぜひトライして。

価格帯

・トップス……1,200円~
・スカートやパンツ……2,490円~
・ワンピースやオールインワン……2,990円~

ワンピやつなぎアイテムも3,000円くらいから手に入るのが魅力。気軽にお買い物を楽しめます。

GAP

ファストファッション6大ブランド(5)「GAP」

歴史

1969年に1号店をオープンした歴史あるアメリカ・サンフランシスコ発のカジュアルブランド。

現在は、系列ブランドも含め世界約90カ国にショップを持ち、店舗数は3,000以上にのぼります。

日本では1994年にギャップジャパン株式会社が設立。1号店は、1995年に銀座の数寄屋橋阪急に出店し、1999年には日本初のフラッグシップストア、GAP原宿店をオープンします。

神宮前交差点にあり、原宿のランドマーク的存在だったGAP原宿店は、ファッション雑誌のスナップ場所の聖地として名をはせていました(現在は、東急プラザ表参道原宿に)。

ファッション系統や特色

GAPといえば、デニムやシャツなどのカジュアルアイテム。アメカジながらモダンな要素も入ったデザインが特徴で、どちらかというとトレンドに左右されないベーシックなものがメインです。

デニムだけでも型がたくさんあり、選ぶのが楽しくなるはず。

Tシャツ、パーカといった定番ものが豊富で、大人から子どもまで利用しやすいショップです。

アメリカ発のブランドなので、女性ならガールズサイズ(キッズ服)でも着ることが可能。かわいいデザインが多いのもポイントです。

価格帯

・Tシャツやトップス……1,900円~
・スカート……4,900円~
・ワンピース……4,900円~
・デニムやパンツ……6,900円~

ほかのファストファッションブランドと比べると多少値段は高めの設定ですが、セールなどもよくやっているので、活用してみましょう。

2点買うと割引になったりするのでオトク!

GU

ファストファッション6大ブランド(6)「GU」

歴史

ユニクロと同じくファーストリテイリング系列のアパレルブランド。

2006年の初出店以来、3ケタ台のアイテムなど、とにかく安くてトレンドのアイテムを発信。

昨年秋には原宿にGU STYLE STUDIOを出店し、アプリやサイネージを使った新しいファッションの楽しみ方やショッピング法を提案しています。

ファッション系統や特色

最旬のトレンドアイテムをプチプラで手に入れられるのが最大の魅力。

ウエアだけではなく、シューズやバッグ、アクセサリーなども豊富です。

働く女性の間では、通勤パンプスにGUのフラットパンプスを使うのがブームなのだそう。

おしゃれ感のある今っぽいコーデを作りやすく、若い女性に人気です。

「神デニム」、「990T」(990円のTシャツ)などキャッチーな名称のアイテムも多く、つい買いたくなるアイテムがたくさん。

価格帯

・Tシャツ類……990円~
・スカートやパンツ……1,990円~
・シューズ……990円~

プチプライスに注目。トレンド色の強いアイテムでも、この安さならワンシーズン着倒すのに十分と思えます。

気に入ったアイテムは色ちがいで揃えるのもアリですね。

その他ファストファッションブランド一覧

  • ベルシュカ
  • COS
  • アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ
  • しまむら
  • オールドネイビー(2017年撤退)
  • プルアンドベア(日本未上陸)

ZARAの妹ブランド・ベルシュカ、H&Mの系列でシンプルデザインの多いCOSなど、今人気のファストブランドの系列ブランドは、はずれがなさそう!

アメリカン・イーグル・アウトフィッターズはアメカジファンを中心に人気、しまむらは近年「しまパト」(=しまむらのショップをパトロールして掘り出し物を探すこと)という言葉がSNSで広まったこともあり、大ブーム中。

2017年に撤退したオールドネイビーはGAP系列のプチプラブランド。キッズ服も安くてかわいいのでファミリー層に人気でした。

ネクスト・ZARAとの呼び声が高いのが、日本未上陸のプルアンドベア。ZARA系列のファッションブランドで1991年にスペインからスタート。今や世界に800店舗以上を有する人気ブランドなので、近い将来日本にもやってくるかも!?

ファストファッションの今後

近年、実店舗をクローズしているブランドもありますが、オンラインを強化する表れなのかもしれません。実店舗のないエリアに住んでいる人たちにとっては、オンラインショップの充実はうれしいニュース。今後ますます充実していきそうな予感です。

また、どのブランドも環境問題に関心が強く、ユニクロやGUなどではレジ袋削減のための施策をスタートする予定なのだとか。各ブランドのサスティナブルな活動からも目が離せません。

ファストファッションブランドは、気軽にトレンドを取り入れやすく、おしゃれ初心者にとっても、おしゃれ上級者にとっても強い味方です。

今後も注目していきたいですね。

(文:弓削桃代、イラスト:ヤベミユキ)

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