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「男余り」の都道府県とは。アラサー未婚男子はどこにいる?

荒川和久

未婚率の上昇、若者の恋愛離れ、男性の結婚意欲の低下……。婚活女子にとって耳をふさぎたくなるような情報が巷にはあふれています。そこで、独身研究家の荒川和久さんに、知らないと困る“結婚と恋愛の数字”について教えてもらうことにしました! つい現実から目をそむけたくなりますが、正しい情報、正しい数字を知って、婚活難を乗り越えましょう。

なぜ都道府県で「男余り」に偏りが出るのか

若い男性が集まる街は「愛知」。若い女性が集まるのは「東京、大阪、福岡」

住民台帳報告より過去8年間に渡って、15~34歳の男女の転入の差分(つまり、どこに男が吸引され、どこに女が吸引されているか)を独自に集計してみました。

もちろんこのデータは配偶関係が考慮されていませんのでご了承ください。

今回は、15~24歳と25~34歳というふたつのグループで8年分のデータを見たところ、25~34歳より、15~24歳という20歳前後の若い男女の転入転出の差分が影響していることがわかります。

愛知県や北関東に若い男性が多い理由は「工場就職」

15~24歳の若い男を圧倒的に集めているのがやっぱり愛知なのです。

理由は明らかです。

男性超過転入の原因は、ひとえに就職の影響です。

愛知にはトヨタ、茨城には日立製作所をはじめとする工場地帯があるし、栃木には日産やホンダなどの自動車工場があります。

工場就職者及び非正規雇用の男女比まで詳細には調べていませんが、男性が多いと想像にかたくありません。

若い女性が大都市に集中する理由も「仕事」

反対に、女性が集中するのは大阪・福岡・東京の3つのエリアに集中しています。これが意味するのもまた、女性の働き口の多さだと思います。

裏を返せば、人口が減っている、女性の流出が止まらないなんていっているエリアは、女性が働ける魅力的な場所が不足しているということです。

前述したように、「福岡には若い女性が多い」というイメージが浸透していますが、実はそれ以上に、大阪の女性吸引力が東京と同じレベルの転入規模があることが発見でした。

人口比にすれば、東京以上に若い女性が集積するのは大阪だったということです。

いずれにせよ、福岡は別にして、東京も大阪もこれだけ若い女性を15~24歳時点で集積しているにもかかわらず、女性の未婚率が高いということのほうが問題です。

都市に集積した若者は、絶対数からいえば出会いの機会はあるにもかかわらず、だからこそ選択肢が増えたため結婚できないというジレンマを生んでいます。

婚活女子は愛知県へ行くべき?

さて、結局、婚活女子は愛知へ行くべきか?

かつて生涯未婚率といわれた50歳時未婚率、2015年国勢調査で愛知県は女性で全国35位の低さです。

ちなみに、男余り率ワンツーの栃木県、茨城県も40位と41位の低さです。

「やはり男余りの地区に行ったほうが結婚しやすいのかもしれませんよ」

と言いたいですが、あくまでこれは相関であって因果が証明されたわけではありません。

愛知は生涯未婚の女性が少ないとはいえますが、愛知に行ったら結婚できるという保証はもちろんありません。

(荒川和久)

※写真はイメージです

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