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専門家 女性の身体

生理周期が短いのは異常? 月経不順の原因と対策 #女の体と心の保健室

及川夕子

自分の生理周期を、きちんと把握できていますか? 生理周期のことで悩んだことはありませんか? 生理周期が短かったり長かったりするなど、生理周期の乱れには何か原因が隠れているかもしれません。今回は「生理周期が短くなったと不安に感じる場合」の原因や対策について、産婦人科医の高尾美穂先生に聞いてみました。

基礎体温を測ることを習慣にしよう

基礎体温を測ることを習慣にしよう! 測定のポイント

――無排卵性月経や黄体機能不全が起きているかどうか、確かめる方法はありますか?

高尾先生生理の異常を感じて、次の月も生理の状態がおかしいな? と感じたら、基礎体温を測ってみましょう。毎日、血液検査をしないとわからないホルモンの変化が体温を測るだけで知ることができ、体のトラブルが起きていないかチェックできます。女性にとって、とてもオススメの方法です。

――正常な状態では、基礎体温のグラフは高温の時期と低温の時期に分かれるのでしたね。

高尾先生:プロゲステロンの働きのひとつは、体温を上げることです。基礎体温で高温期があれば「プロゲステロン」が出たといえます。ということは、その前に排卵があって、「エストロゲン」が出たといえるわけです。

基礎体温の情報は、婦人科を受診する際にとても役に立ちます。生理がはじまった日と終わった日の記録と、できれば3周期くらい前からの基礎体温の状態がわかると診断の役に立つだけでなくアドバイスできることも増えます。基礎体温の基本的な計測方法も知っておいてくださいね。

基礎体温測定のポイント

  • 婦人体温計と基礎体温表を用意
  • 毎日、起床時に測ること
  • 生理の記録も一緒につけておく

※生理周期はストレスなどいろいろな物事から影響を受けます。1カ月分では傾向がわからないことも多いので、少なくとも23周期分は記録してみましょう

※最近は基礎体温記録用のアプリも出ているので、活用してみるのもいいでしょう。ただし、数日分だけしか記録が見られない場合は、婦人科にかかった場合に医師が適切な診断をしづらいため、2、3周期分を一度に見られるようにしましょう

基礎体温でわかる生理不順の兆候

<正常な基礎体温>低温相と高温相の二相に分かれている

<正常な基礎体温>低温相と高温相の二相に分かれている

<無排卵性月経が疑われる基礎体温>二相に分かれていない

<無排卵性月経が疑われる基礎体温>二相に分かれていない

<黄体機能不全が疑われる基礎体温表>高温相が短く、低温相との差があまりない

<黄体機能不全が疑われる基礎体温表>高温相が短く、低温相との差があまりない

――基礎体温を測ったり、生活習慣を見直したりして、生理周期が正常範囲に戻って来れば、あまり心配はいりませんか? こんな場合には婦人科を受診したほうがいいという目安はありますか?

高尾先生:重要なことは、病気が隠れていないか、排卵があるかどうか。先ほども述べたように、ストレスやダイエットが原因だと考えられる場合には、生活習慣を見直すことが第一です。その結果、周期が順調になったら回復したと見てよいですよ。

生活の改善をしても、生理の異常が3カ月以上続いているという場合には婦人科を受診してください。そのときは基礎体温のグラフを持参してくださいね。

――自分の生理周期を見ておくと、ホルモンが理想的に分泌されているかがわかり、将来、妊娠したいときにも役立ちますね。自分の体のことは普段からよく知っておき、未来のためにも大切にしたいものです。高尾先生、ありがとうございました!

生理周期に異常を感じたらまずやるべきこと

  • 1.基礎体温をつける
  • 2.最近、大きなストレスや環境の変化、体重の増減などがなかったかチェック
  • 3.不摂生があれば見直して、できる限りストレスを減らすような生活を心がける(生活の見直しで改善しない場合は婦人科を受診しましょう)

(取材・文:及川夕子、監修:高尾美穂先生、イラスト:クー)

※画像はイメージです

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