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やっぱり人間関係! 職場で感じやすいストレスと対処法

脊尾大雅(社会保険労務士/精神保健福祉士)

藤奈子

社会人になってから、職場でストレスにさらされているという女性は珍しくありません。気持ちよく働きながら最大限のパフォーマンスを発揮したいものですが、ストレスのせいでままならないということも。そこで、社会保険労務士の脊尾大雅さんに、職場でストレスを感じている女性へのアドバイスをもらいました。

職場で感じやすいストレス5つ

まずは、職場でのストレスの原因について、主なものを5つご説明します(参考:厚生労働省「労働安全衛生調査」)。今職場でストレスを感じている人はもちろん、そうでない人も、原因を知ることによってストレスを自覚したり、対処したりすることができるでしょう。

仕事量

まず挙げられるのが仕事量。会社、あるいは部門ごとによって大きな差があるのが実態です。休憩時間がなかったり、プライベートがなくなってしまったりすることへの不満が蓄積されるのはもちろん、オーバーワークによる体調不良の原因にもなりかねません。

仕事の失敗

仕事でミスをすることは誰にでも起こりえること。ですがこの仕事の失敗を引きずってしまい、ストレスにつながっているケースもあるのです。また、同じ失敗を繰り返すのではという恐怖がストレスになることもあるかもしれません。

責任の発生

自分が責任をとらなければならない仕事を与えられてしまい、負担になっている場合もありえます。また、実際に責任をとらなければならない状態におちいってしまい、過度のストレスとなっていることもあるでしょう。

対人関係

職場内の特定の人間とうまくいかないケースも。また単にうまくいかないだけでなく、同僚のいるところで叱責されたり、実際に暴言をあびせられたりする、いわゆる「パワハラ」も、対人関係によるストレスの大きな要因のひとつです。バカ、トロイ……こんな言葉が日常的になっていることも。また、性的な内容の発言や不快なボディタッチなどの行動、すなわち「セクハラ」も対人関係のストレス要因として挙げられます。いうまでもなく、このようなパワハラやセクハラは、被害者にとってはうつ病にも追い込まれかねないストレスになります。

役割・地位の変化

昇進・昇格、あるいは異動などによって、役割・地位が変化してストレスになってしまうこともあるでしょう。これまでになかったプレッシャーに押しつぶされてしまったり、新人の指導が重荷になったりもするかもしれません。

次ページ:職場でストレスを感じ続けることによる変化

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