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太る原因はこれ! ムリなく痩せる方法を医師が解説

三輪菜つ美

痩せる方法6パターン

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太る原因を6パターンに分けて紹介しましたが、痩せるためにはどうすればいいのでしょうか。痩せる方法についても6パターンに分けて解説します。

痩せやすい体質

三輪:食べているのに太らないという人は、痩せやすい体質なのかもしれません。しかし、「太りやすい体質」で紹介したように、太る原因のほとんどは後天的な習慣によるものです。つまり、痩せやすい習慣を持っている人が、結果的に痩せやすい体質になるといえるでしょう。

痩せやすい時期

三輪:女性は生理周期に合わせて、ホルモンバランスが変化します。痩せやすいホルモンであるエストロゲンは生理後から約2週間増加します。エストロゲンには、代謝をよくする働きや食欲を抑える作用があるため、生理後は痩せやすい時期だといえます。

痩せやすい生活習慣

三輪:痩せやすい生活習慣で特に大事なことは、身体を冷やさないことです。痩せやすい身体になるためには、普段から基礎代謝を上げておく必要があります。体が冷えていると、代謝が下がって血流が悪くなり、脂肪や老廃物が排出されにくくなってしまいます。特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、代謝が低くて冷えやすい傾向にあります。冷房に当たりすぎたり、冷たい飲み物を飲みすぎないようにしてください。

また、エネルギー消費量を増やすためには運動も必要です。運動といっても、激しく身体を動かすスポーツを行う必要はありません。1駅だけ歩いたり、階段を積極的に使ったりなど、ちょっとした工夫で運動量を増やすことができます。健康に必要だといわれている歩数は1日8,000歩です。ちょっとした時間を使って、上手にエネルギーを消費するように心がけましょう。

痩せやすい食習慣

三輪:痩せやすい食習慣は、太りやすい食習慣の真逆です。摂取エネルギーよりも消費エネルギーを多くしたり、食事のバランスを整えたり、空腹時間を長くしないことが大切です。また、食事はよく噛んで食べるようにしてください。人間の脳には満腹中枢があり、食事をして血糖値が上がると、満腹中枢が刺激されて、お腹がいっぱいになったという指令を出します。満腹中枢が働くまでには約20分かかるといわれているため、それまでに食べ終わってしまうと、おかわりをするなどして食べすぎてしまう可能性があります。

痩せやすい時間帯

三輪:痩せやすい時間帯は朝です。午前中に身体を動かすことで、1日の基礎代謝が上がって痩せやすくなります。特に寝起きのストレッチはおすすめです。朝起きてすぐに体を動かすことで、凝り固まった筋肉がほぐれ、リンパ液や血液の流れがよくなります。全身を伸ばす、肩を回す、首を回すなど簡単なストレッチで大丈夫なので、ぜひ生活に取り入れてみてください。

痩せやすいダイエット方法

三輪:痩せるためには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを多くして、基礎代謝を上げることがポイントです。消費エネルギーが多くなると、身体は脂肪を分解してエネルギーを作り出すため、痩せやすくなります。

基礎代謝は生きているだけで消費するエネルギーのことですが、1日の消費エネルギーの約70%は基礎代謝が占めています。つまり、基礎代謝を上げることで自然と痩せやすい体質になるのです。基礎代謝を上げるためには、ランニングなどの有酸素運動よりも、筋トレなどの無酸素運動がおすすめです。大きな筋肉を使う腹筋、背筋、スクワットなどにチャレンジしてみましょう。

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