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イボはうつるってホント? ウイルス性イボの感染経路と予防法

福永麻紀

石部千晶/六識

イボはどうしてできるのか、その原因が気になったことはありませんか? もし感染するものだとしたら、いつどこで感染する恐れがあるのか、その原因が気になるところ。一方、うつらないのであれば、それはそれで安心ですよね。そこで今回は「イボはうつるのか、うつらないのか」について、北青山Dクリニックの皮膚科専門医である福永麻紀先生に聞きました。

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<目次>

イボはうつるって本当?

俗に“イボ”とは「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と呼ばれるもので、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により起こります。これは、自分の皮膚上で繁殖をし、増えていくのが特徴です。

イボは放置しておくと、だんだんに大きくなったり、数が増えたりします。そして、それを防ぐには、イボをとってしまう以外に方法はありません。したがってイボかなと思う症状が見られた場合は、できるだけ早く病院で治療を受けるようにしましょう。

イボの感染経路って? 感染を防ぐ方法

イボのくわしい経路は判断されていませんが、目に見えないような皮膚の小さな傷からウイルスが入り、感染するといわれています。

したがって、イボを防ぐには、スキンケアをしっかりすることが大切です。傷がなければ、ウイルスが感染するリスクは減りますので、肌を健やかに保ち、ウイルスを入れさせないようにしましょう。

病院での治療法って?

病院での治療方法としましては、液体窒素による治療が一般的です。ですが、症状や治療経過を見て最善の治療方法を決めていきますので、皮膚を腐食させる薬を塗る治療なども行われます。

イボができてしまったら、とにかく早く病院で治療を受けることが重要。ウイルス性のイボは放っておくと増えていく一方なので、治療の時間も金額もかかってしまいます。イボが小さいうちであれば治療も楽なので、早めの受診をおすすめします。

まとめ

イボは、ウイルスの感染によるものであることがわかりました。これらは、放っておくと増えたり大きくなったりしてしまうので早期の治療が大切とのこと。「もっと早く手を打っていれば……」と後悔することがないように、症状が軽いうちに治療を行いましょう。

(取材協力:福永麻紀、文:石部千晶)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.24)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2017年05月29日に公開されたものです

福永麻紀

慶応義塾大学医学部卒業後、同大学皮膚科学教室に入局。浦和市立病院皮膚科、練馬総合病院皮膚科を経て、現在は北青山Dクリニックフォーラムに在籍し、皮膚科治療を中心に診療をしている。下肢静脈りゅうの中でもレッグベインと呼ばれる細かい網目状の血管に対するレーザー治療を中心に、ニキビ治療、肌荒れ、脱毛などの相談も男女問わず行っている。患者さんの要望をよく聞き、それぞれに寄り添った診療を心がけている。

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石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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