内側からキレイに! 菌活のやり方&効果まとめ
菌の種類&効果
ここからは菌の種類別に得られる効果について見ていきましょう。それぞれ自分の希望に合った菌を積極的に摂取してみて。
(1)麹菌
麹菌は加熱をした穀類に主に繁殖する菌です。味噌、日本酒、醤油、塩麹に含まれます。麹菌の働きで食品に旨みが出て、消化を助けます。麹菌が作る酵素は善玉菌のエサとなるオリゴ糖を作って、腸内環境を整える作用があります。
(2)乳酸菌
ヨーグルト、チーズ、キムチ、漬物に含まれます。乳酸菌は特にヨーグルトに多く含まれます。乳酸菌には善玉菌を活性化させる作用があり、また脂肪の分解を促進する作用もあります。乳酸菌に関してはひとつだけ注意しなければならないことがあり、日本人の約8割の人が乳製品に含まれる乳糖を十分に分解する酵素を持っていません。そのため、乳製品を、食べた後にお腹がゴロゴロしたり、下痢になったりといった症状を引き起こすことがあります。これらは乳糖不耐症と呼ばれており、乳糖不耐症を起こすかどうかは個人によって異なります。そのため、乳製品を食べて自分には合わないと思ったら、食べるのは控えておきましょう。
(3)納豆菌
納豆は大豆を発酵させて作りますが、そのときに働くのが納豆菌という菌です。この納豆菌にはナットウキナーゼという酵素を産生します。この酵素が、血栓を溶かす作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果的です。またビタミンKも多く含まれるため、女性に多い骨粗鬆症の予防にも働きます。
(4)酢酸菌
酢酸菌は、アルコールを酢酸に変える菌です。酢やナタデココに含まれます。酢酸は細胞の中に入るとクエン酸に変わります。疲労回復効果があるといわれ、また酢には内臓脂肪を減らす働きもあります。高血圧、高血糖、高コレステロールの予防に効果があります。
(5)きのこ
しめじ、エリンギ、えのき、しいたけ、まいたけなど、きのこにはキノコキトサンと呼ばれる脂肪の吸収を抑えて排出を促す成分を多く含みます。カロリーとしては、100gあたり20kalしかない上に、食物繊維も豊富でダイエット効果があります。特にしめじにはインスリン分泌促進効果や、抗インフルエンザ感染作用もあります。またマイタケには、MXフラクションと呼ばれる成分が含まれていてダイエット効果を高めると言われています。MXフラクションは臓器や血中にある脂肪を分解して排泄を促進する作用があります。体脂肪を減らして体の中から、ダイエットをサポートしてくれます。