【わらしべ7】女友だちの彼氏・のっぽさんの紹介
「出会いがな~い」と嘆いている女子に告ぐ! 出会いは“自分の手”でつくるべし! 本連載では、おとぎ話「わらしべ長者」にならい、自分がすでに持っている縁を使って、女性みずから「出会い」を手に入れる方法を、マイナビウーマン編集部梅子の体当たりレポートでお届けします。本連載を通じて「出会いがない」と口にする女子がいなくなることを願って……。
こんにちは。マイナビウーマン編集部の梅子です。
以前は毎週のようにしていた「合コン」。しかし25歳をすぎたあたりからパッタリとなくなり、気がつけば「合コン、なにそれおいしいの?」状態の梅子です。そういえば25歳の年からぽつりぽつりと結婚する人がではじめ、26歳~27歳にかけては完全に結婚ラッシュでした。完全にその波に乗れなかった梅子ですが、“周囲の結婚率×自分の年齢=合コンが減る”の法則をまざまざと実感しました。今となっては「今日も合コンだぜ、だるー!」といきがってた過去の自分を殴ってやりたいです。あのころは腐るほどあった出会いをモノにしていれば……。
いつまでもあると思うな親と金、そして合コンだよ! みんな!
そんなわけで改めて「わらしべちゃん」たちに感謝している毎日です。今回はどんな男性を紹介してくれるのでしょうか。7人目のわらしべは女友だちの彼氏「のっぽさん」です。
わらしべ7 女友だちの彼氏の紹介
わらしべちゃん:のっぽさん
梅子との関係:中学からのまぶだち、K子の彼氏。1回だけBBQをともにした仲。持ち前の長身をいかさず、学生時代はテニス部に所属。
紹介してくれた人
●クライマーさん(27歳)
登山が趣味の爽やかな青年。カレーライスを高頻度で作る日々。
レポ7 クライマーさん
●自分にはない知識を持っている男性は魅力的
約束の時間にきちんと現れた今回の男性クライマーさん。前回のお相手スナフキンさんが1時間を超える“大”遅刻をかましてきたこともあり、「約束の時間に来た」だけで梅子大感激。デートに行く=必ずしも恋の出会いに繋がるわけではありませんが、こうしていろんな男性を知ることで、自分の“重要視している価値観”が分かり、自分はどういう男性と出会いたいのか明確になっていくメリットがあるなぁ~と思いました。たとえば私の場合は待たされるのが苦手なタイプなんだな、とか。だから付き合うなら時間にルーズじゃない相手がいいな、といった具合です。まぁ待つのが好きな人でもさすがに1時間は許容を超えてくる範囲だと思うので、スナフキンさんはじめ約束の時間を守れないメンズたちは気をつけてね! (まだ根にもってる)
さて、いままで友人を始め、同僚、上司から男性を紹介してきてもらった梅子ですが、今回のわらしべはすごいですよ~! なんと友だちの彼氏です! しかも1回BBQで会っただけという関係です。それなのに、男性を紹介してくれたのっぽさんには本当に感謝しています。そして彼氏であるのっぽさんに直談判してくれたまぶだちのK子、ありがとう。人の恋を応援できる君らはスバラシイです。私は引き続きわらしべの旅をがんばるから見ていてくれよな……。
前置きが長くなりましたが本題にもどりましょう。本日のお相手クライマーさんとのっぽさんは、大学のゼミで知り合ったそうです。ゼミの名前は「租税法ゼミ」。なんともお堅そうなゼミですが、実態は飲みサーならぬ、飲みゼミだったそう。そこで若かりし頃の2人は熱く経済学について語り合う……のではなく、あまた杯を交し、交流を深めたといいます。いいですね。
卒業論文では当時話題にあがった「国際会計基準」をテーマに、日本でも導入するべきか否かについて書いたといいます。(むず!)「国際会計基準」がなんなのかさっぱり分かりませんでしたが、自分にはない知識をもってる男性にめっぽう弱い私……クライマーさんが懇切丁寧に説明してくれてる間、「はぁ~ええな~」とキュンキュンしてました。
大学卒業後、今の会社に就職して5年目になるクライマーさんは、プロジェクトを任せられるなど仕事が最近忙しくなってきたといいます。そっか~もう27歳になる年齢だもんね。役職についたり、プロジェクトを任せられたりする時期だよね。平日は21時に帰れればいいほうだと話すクライマーさんですが恋愛の方はどうなのでしょうか。
「結婚願望はある。でも、彼女を作るためにわざわざ出会いの場へ行くことはしないかな。そーいうのは自然じゃない感じがするし。好きになる人をつくるために、合コンとかそういう出会いの場に行くってなんか変じゃない? 好きな人ができたら積極的に行動するタイプだけど、好きな人を作るための行動はしないかな」
好きな人を作るための行動はしない――
なるほどね~。出会いはあくまでも“自然”かぁ。クライマーさんの場合、平日は会社とジム、休日は趣味の登山に出かけるからそこでの出会いを期待してるってわけね。ふむふむ。てことはジムガールまたは山ガールとの出会いを望んでるのかな?
クライマーさんもだけど、わらしべを通してて分かったのは、男性も女性と変わらず「自然な出会い」を求めてるってこと。だけどその自然な出会いに「オフィスでの出会い」は除く人がとっても多い。スナフキンさんもそうだけど、クライマーさんも職場での恋愛は「ちょっと想像できない」と言います。
では、どんな出会いが“自然”なのか。クライマーさんに聞いてみると「友人の紹介」や「友人を介して知り合った出会い」は自然だといいます。てことは私との出会いは自然ってことだよね。オーケーオーケー。
●女心をつかむ趣味とは?
先ほどさらっと話したのですが、クライマーさんの趣味は「登山」だそう。
……「登山」ってヤバ!!!!!! (梅子の心の声)
念のため言いますが、このヤバイは最高にクールって意味ですからね! だってサーフィンとかスノーボードって言われと、モテ意識して始めた感がハンパないじゃないですか。でも、登山って女性に媚びた感じが一切しない。つまり下心をまったく感じない、好印象を与える趣味なんです!(梅子の中で)
しかも登山をするだけでなくアウトドア料理も楽しむとのことだったので、梅子ポイントめっちゃ高し! 現在1人暮らしのクライマーさんは、自炊もよくするそう。自炊といってもカレーばかり作っていると笑って照れていましたが、いいじゃんカレー! 私にも作ってほしいよ!
私が勝手に盛り上がってる中、話題はお盆休みへ。久しぶりに実家に帰省したというクライマーさんはある親孝行をしたそうです。その親孝行とは、なんと「風呂掃除」。体力も落ちてきたご両親にとって風呂掃除はしんどいもの。そこでクライマーさんがたっぷり2時間かけてお風呂場をぴかぴかにしたそうです。カビもごっそりとれてお母さんは大喜びだったとか。親孝行ってなにをするかで人柄がわかりますよね。物を買うのではなく、体をはって両親のために風呂掃除をしたクライマーさんは、思いやりのある優しい人なんだな~と思いました。
同い年ということもあり、共通の話題も多かった私たち。趣味の話から大学時代、恋愛の話で大いに盛り上がりました。もっと話していたかったのですが、気がつけばあっというまにデート終了の時間に……。
名残り惜しみながらもクライマーさんにこの後の予定を聞くと、
「明日は箱根のほうへ友人と登山に行くので、食料の買出しにいって下ごしらえをします!」とのこと。
「買出し」とか「下ごしらえ」とか、もう! 最後までドキドキがとまらなかったクライマーさんとのデートでした。
デートを終えて、梅子の評価は……
ユーモア:★★★★☆
リーダーシップ:★★★★☆
スマート:★★★★☆
サバイバル力:★★★★☆
付き合いたいレベル:★★★★★
理由:
わらしべ初! 付き合いたいレベル満点です!(ワー! パチパチパチ)梅子のハートを鷲づかみしたのは、ズバリ「趣味の登山」です。趣味が「登山」だなんて、個人的にめっちゃグッときました。また、本編では触れていませんが登山歴9年目というキャリアにもキュンとしました。「9年」って……もうアマチュアの域こえてプロですやん!
登山で鍛えられたサバイバル力と自炊力をぜひ梅子とのハッピーマリッジライフでも発揮してほしいと思いました。2人の結婚式はもちろん山の上で挙げたいと思います。そして結婚記念日にはお風呂をピカピカにしてもらいたいと思いました。
To be continued……….
今回デートした場所はコチラ!
店名:nu dish Mousse Deli & Cafe
住所:東京都中央区銀座4-8-4 三原ビル 1F
アクセス:地下鉄東銀座駅より徒歩2分、銀座駅より徒歩4分
電話:03-3561-0730( ディナーのみ予約可 )
URL:http://www.nu-dish.com/
定休日:不定休
(取材・文/マイナビウーマン編集部梅子 撮影/山崎あゆみ)
次回の「恋愛わらしべ長者」は、9/22(木)更新予定です。お楽しみに!
※毎週木曜更新
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※この記事は2016年09月15日に公開されたものです