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朝はカーテンをあけて! 総合内科専門医に聞く「春バテの原因と対策」

川嶋朗

<春バテの予防・対策>

春バテの症状がいろいろありましたが、実際にどのように予防・対策をしたらいいのでしょうか。簡単に取り入れやすい方法を教えてもらいました。

(1)起きぬけにカーテンをあける

太陽光を浴びないと、セロトニンの合成がうまくできなくなります。また、体内時計も正常に作動しません。1日をリセットするためにも、起きぬけはカーテンをあけて日の光を浴びましょう。曇っていたとしても、室内との光の量の差は段違いです。

(2)バランスのよい食事

ビタミン・ミネラル豊富な食材を使い、バランスよく食事をとりましょう。また、体を冷やさないように、口にするものはあたたかいものに徹底したほうがいいです。

 

(3)あたたかい服装

春は薄着にしがちですが、無理して薄着をしないようにしましょう。ただ、厚着のしすぎは汗をかいて冷えてしまうのでNG。気温の変化に対応しやすい着脱できる服装がオススメです。

 

(4)適度な運動

自分がちょっときついと思うくらいの運動をしましょう。継続することが大事なので、うっすら汗をかく程度で◎。アイソメトリック運動は手軽に取り入れられるのでオススメです。

 

(5)意識的な呼吸

目を覚ましたいときは、交感神経に切り替えるために呼吸を浅くし、緊張などでリラックスしたいときは、副交感神経に切り替えるために呼吸を深くするといいでしょう。

 

(6)目もと・首もとをあたためて、睡眠の質を高める

温熱シートやタオルなどで目もとや首もとをあたためると、短時間で副交感神経が優位になり、寝つきがよくなります。寝入るときは、体の中心にある体温を手足へ送る必要がありますが、血流の多い首もとをあたためることで、手足を効率よくあたためられます。

(7)朝風呂をやめて、夜ぬるめのお風呂に入る

40度以下のお風呂は副交感神経を優位にするだけでなく、疲労因子が作られるため、体が疲れて、夜ぐっすり眠れるようになります。効率よく自律神経の切り替えをするためには、炭酸入浴剤がオススメです。

体力がある人は、目を覚ますためにアツいお風呂や水風呂に入るのはいいですが、体力がない人や冷えやすい人は、自律神経のコントロールができないため、お風呂あがりに体を冷やしてしまいます。自信がない人は、朝風呂はやめたほうがいいでしょう。

<まとめ>

春は、環境・気象の変化により、心も体も疲れてしまいがち。自律神経を上手にコントロールして、春バテを乗り越えましょう!

(取材協力:川嶋朗/ウーマンウェルネス研究会、文:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.19)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

川嶋朗

北海道大学医学部医学科を卒業、医師。東京女子医科大学大学院医学研究科修了、医学博士。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院に留学。2003年、日本の大学病院初の統合医療診療を行う「東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック」を開設し、所長に就任。

東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 教授。東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門担当。日本内科学会認定総合内科専門医。日本統合医療学会(IMJ)理事、認定指導医。

著書に、『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)、『冷え取り美人』(アスペクト)、『太らない病気にならない体のつくり方』(実業之日本社)、『やせる!冷え取り習慣66』(講談社)、『体を温めて健康になる100 の法則』(リイド社)、『冷えとりの教科書』(マイナビ)などがある。

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