お米資格とは?お米選びのプロになるには?必要なお米資格や仕事内容を紹介!
日本人にとってお米は必要不可欠なものです。お米と一口に言っても、銘柄や食べ方はさまざまです。
食に関する資格は多岐に渡り、お米に関する資格もそのひとつです。
仕事に活かせるのはもちろん、健康な生活に欠かせない毎日の食生活にも役立つお米の資格。お米の知識を得てより豊かな生活を目指しましょう。
お米の資格とは
日本人に欠かせない食材のひとつ、お米。
食に関する資格は多くありますが、日本人には欠かせないお米に関する知識が問われる資格も、いくつかあります。
「お米」に関する知識とは、お米の美味しい炊き方・調理方法、お米を使った加工品の種類など、さまざまです。
お米の資格の中でも「お米マイスター」という資格は、「お米の博士号」とも称されているため、特に専門性の高い資格となっています。
認定には五つ星と三つ星の2種類があり、より優れたお米マイスターには五つ星の称号が与えられます。
五つ星のお米マイスターは全国で500人もいません。専門性の高い知識を持った人に与えられる資格だということが分かります。
このように、お米に関する資格の幅はとても広く、誰でも取得できるものから専門職に従事している方のみ受験ができる資格など、目的によって取得方法が変わってきます。
お米の資格はすべて民間が主催していますが、日本人に欠かせないお米に関して学び、知識を得ることができる資格は、いつの時代も生かせるもののひとつではないでしょうか。
お米選びのプロになるには
ほぼ毎日食べる機会のあるお米ですから、おいしいものを選びたいと思う方も多いでしょう。
お米選びのプロになるには、まずはさまざまな種類のお米やその銘柄を把握しなければなりません。
昔に比べてお米の種類はとても豊富です。現在国内では、300以上の品種があるといわれています。
実は、国内のお米の3分の1以上は、誰もが聞いたことのある銘柄のひとつ「コシヒカリ」が使われているのです。
最近では、お米の専門店や精米店に行かなくても、スーパーなどで多くの種類のお米を目にするようになりました。
今現在、私たちが目にしたり口にしている多くのお米の銘柄は、数種類の品種を交配して改良を繰り返しできたものばかりです。
このように、品種改良を繰り返してきたからこそできているおいしい日本のお米。
そのお米のひとつひとつは、味だけでなく見た目や大きさ、香りや炊き上がった時のツヤに至るまで違いがあります。
お米選びのプロになるには、このようなお米全体の知識が必要となってきます。
お米は銘柄だけではく、炊き方も大事です。
それぞれのお米に適した炊き方などの調理方法も、重要なポイントになってきます。
お米のおいしさを引き立てる方法も、お米の資格の知識のひとつです。
お米選びのプロは、種類や銘柄などの理解だけではなく、各銘柄に適した調理のコツにも精通している必要があります。
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お米選びのプロの仕事内容と活躍分野
お米選びのプロの仕事内容には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
大学・専門学校等での仕事内容
専門性の高い「お米マイスター」は、農林水産省の助成を受けて小学校などでお米に関する特別授業を行うなどのお仕事もあります。
また、農業大学などでは品種改良や実習なども行われることも多く、お米に関する知識を生かせます。
専門性の高さが認められているお米マイスターの資格取得者は、ごはんを中心とした食生活の啓蒙や、学校給食などでも活躍が見込まれます。
一般企業での仕事内容
食品メーカーや商社、バイヤー、管理栄養士、料理人、フードコーディネーターなど、食に関する仕事であれば、お米の知識を活かせる場面が非常に多く、可能性も広がります。
お米ひとつとっても仕事内容は多岐に渡っていて、さまざまな分野での活躍が期待できます。
独立開業
飲食業や販売業などの経営や農家の経営、料理研究家など個人での活動に活かせます。
また、料理教室など個人でのカルチャースクールの主催や健康・美容情報の発信にも役立つでしょう。
お米資格の勉強・学習方法
お米に関する資格勉強には、テキストや過去問などがない場合が多く、多くは民間の通信講座などで学んでいきます。
通信講座の場合は知識が全くない初心者の方でも、効率よく学習や勉強を進めていけるので安心です。
特定の通信講座の受講で、試験が免除になるものもあります。
受験資格が定められていない資格であれば、一定のお米の知識があれば、誰でも試験を受けられます。
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お米資格|代表的な資格
- お米マイスター
- お米ソムリエ
- 白米ソムリエ
- ごはんソムリエ
- お米アドバイザー
- おにぎり検定
- 白米インストラクター
「お米マイスター」は受験資格が限られている専門性の高い資格です。資格によって問われる内容に多少の差があります。
お米マイスター
「お米の博士号」とも称される資格であるお米マイスターは、専門性も高いため、お米に関する資格の中でも最高峰に該当します。
お米マイスターが「お米の博士号」と言われる理由はどこにあるのでしょうか。
お米マイスターとは
一般財団法人日本米穀商連合会(略称:日米連)が認定する資格制度がお米マイスターです。
「お米の博士号」とも言われるお米マイスターの資格は、受験資格が定められています。
<お米マイスターの受験資格>
- 米穀の届出事業者のうち小売業を営む者、家族及び従業員
- 米穀小売業に5年以上従事されている方
- 本会団体会員(米穀小売組合等)に加入されている方又は本会一般会員の方
※その他、日米連が特別に必要と認める方
このように、お米マイスターの資格取得は、一定の条件を満たしていることが必要です。
お米マイスターは三ツ星と五ツ星の2つのランクに分かれています。
三つ星のお米マイスターは知識試験のみの筆記形式ですが、五つ星のお米マイスターには、技能試験もあります。
また、三ツ星のお米マイスター合格者でないと、五ツ星のお米マイスターの受験はできません。
五ツ星のお米マイスターは、三ツ星お米マイスターの上位資格という立ち位置で、三ツ星のお米マイスターが全国に2218名いるのに対して、五ツ星のお米マイスターは449名(R3.11.1時点)と少なく、合格は狭き門となっています。
このようにお米マイスター資格の取得は、一般的な民間の資格取得とは大きく変わってきます。
お米マイスターは、「お米」に従事した職業の方に与えられた資格であり、より専門性の高い資格となっていることが分かります。
お米マイスターの資格取得方法
お米マイスターの資格取得には、まず受験資格を満たしていることが必要です。
全国の指定された会場で講習会を受けたのちに、試験を受けます。
試験前に受講する講義の内容は基本知識だけではありません。
講習会は、お米の品種や精米技術・保存・炊飯などの基本的な知識だけではなく、接客・栄養やお米等に関連する法令などの講義も含まれます。
お米に関する仕事に従事しているからこそ必要な知識もあり、基本だけではないお米に関係する知識が問われるため、受験資格も限られたものになっていると納得できる資格です。
ごはんソムリエ
お米の消費量は年々低下し、「お米離れ」の傾向が止まらないのをご存じですか。
このように年々欧米化が進む日本の食事ですが、もともとご飯を中心とした日本食は、栄養バランスに優れた食事です。
ごはんソムリエは、ご飯に関する幅広い知識で普及や啓蒙活動を行う目的も担っている資格です。
ごはんソムリエとは
ご飯の主原料であるお米に関する基本的な知識を用いて、栄養の観点からお米の消費量や食糧自給率の向上を促す目的をもつ資格です。
その他、炊飯の技術や衛生管理などの正しい知識を得ることで、おいしいご飯を評価できる方法を習得します。
ごはんソムリエの資格は、食育や学校・保健教育に従事している方や、お米の生産や加工に携わる方などに最適の資格です。
他にも、ごはんに関する製造や販売をしている方も知識を生かせる資格です。
お米マイスターのような、受験資格や専門性のある特別な知識は特にありません。
ご飯についての知識を深めたい方や、現在の職業に活かしたい方など、誰でも受験できる資格です。
ごはんソムリエの資格取得方法
年1回、東京で2日間にわたって行われる講習会に参加する必要があります。
講義の受講と実習(目的や状況にあった食味検査の方法)を行い、全ての受講を終了後、筆記試験と食味試験を行います。
お米ソムリエ
世界的な日本食ブームもあり、日本のおいしいお米は多くの関心を集めています。
フランスなどでおにぎりのブームが起こったことなどにも見られるように、お米の魅力は世界にも通用するものです。
お米ソムリエは、世界に通用するジャンルに捉われないお米の知識の証明ができます。
お米ソムリエとは
お米の種類の基本はもちろん、お米の栄養から美容効果・健康効果などについての知識が求められる資格です。
白米だけではなく、うるち米・もち米・玄米・黒米・ひえやあわ、麦などの種類も学びます。
お米の保存方法、おいしく炊ける洗い方・炊き方などの基本の調理方法などの知識はもちろん、お米を使った発酵食品(酒・味噌・みりん。米酢等)などの加工品、化粧品、美容商品、ダイエットなども含めてお米に関する知識が幅広く証明されます。
お米を炊いて食べるという視点だけではなく、お米に関する商品やそれらの効果についても学び、知識を深められるため、健康や美容に関心のある方にも人気の資格です。
世界から注目を集めるお米の魅力を発信したり、活躍ができる知識は需要も高まる傾向にあります。
お米ソムリエは、食を超えて活躍できる資格として、そのジャンルを問わない幅広い知識が証明できる資格と言えるでしょう。
お米ソムリエの資格取得方法
お米ソムリエの資格試験は、お米の保存方法やとぎ方・炊き方などの基本からダイエットや血糖値などの健康に関する知識も求められます。
発芽米や酵素米、ファイトケミカルといったものまで、基本からより踏み込んだ知識も試験内容に含まれます。
受験資格は特になく、在宅試験で年間6回の試験が行われています。お米に関する知識があれば、誰でも受験可能です。
過去問などの販売はされていないので、初めての方などは独学で資格取得を目指すよりは資格講座などの受講が望ましいでしょう。
白米ソムリエ
白米ソムリエは、生活の中に取り入れやすいお米の知識や実践的なレシピや方法や技術が証明できる資格です。
白米ソムリエ資格で活躍できる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
白米ソムリエとは
白米に関する幅広い知識を得て、生活に取り入れやすい知識を証明できる資格が白米ソムリエです。
白米の銘柄はもちろん、おいしいお米の条件やお米の利用方法、利点などを理解し、より実践的なレシピやその技術を生かせます。
お米を使ったレシピは、ちまきや巻き寿司、きりたんぽや五平餅など日本に古くからあるものもあれば、フォーやカオマンガイ、ガパオライス、ジャンバラヤなど世界のレシピの知識も問われます。
白米ソムリエは、このように実践的な知識も多く、カルチャースクールなどの講師やお料理教室の主催など、活躍の場を広げられる資格です。
白米ソムリエの資格取得方法
受験資格は特になく、在宅試験で年間6回の試験が行われています。お米に関する知識があれば、誰でも受験可能です。
過去問などの販売はされていないので、初めての方などは独学で資格取得を目指すよりは資格講座などの受講が望ましいでしょう。
どの資格がおすすめ?
一定の知識があれば、その取得によりお米資格取得者として活躍できる資格もあります。
お米に関する資格にはさまざまな種類がありますが、もちろん、初心者にも安心のお米に関する資格取得講座もあります。
自分が取得したいお米の資格はどのようなものか、活躍したい場面などを考えて自分にあった資格取得を目指しましょう。
お米ソムリエ
お米ソムリエは、稲を含めた白米の知識だけではなく、うるち米・もち米・玄米・黒米・ひえやあわ、麦などの種類も学びます。
お米が原料の美容商品や健康食品などの加工品などの知識も問われるので、お米についてのオールマイティな知識が問われる資格です。
健康や美容に興味がある方や、飲食業や販売業の方にもおすすめの資格です。
白米ソムリエ
白米の種類や銘柄など、「白米」に関する知識が問われる資格が白米ソムリエです。
白米の加工品やお米の健康や美容・ダイエットとの関係などの知識も求められます。
お米を使った実践的レシピの知識も問われるのは、白米ソムリエの資格の特徴のため、カルチャースクールやお料理教室などの講師として活躍の場を広げられる資格です。
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一定の知識があれば、その取得によりお米資格取得者として活躍できる資格もあります。
もちろん、初心者にも安心のお米の資格取得ができる講座もあります。
お米の資格取得で、現在の仕事に活かしたり、講師としてカルチャースクールやお料理教室などに役立てる知識の証明ができます。
お米資格をどのように活かしたいのか考えて、自分に合った資格取得を目指しましょう。
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