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時計がつぶれてる? えらそう? 「思わず聞き返した方言」

仕事・恋愛・ライフスタイルなど、「まわりの女子の実態はどうなの?」に迫ったコラムです。働く女子だからこそ気になっているあんなコトやこんなコトを毎日配信中!

本人は標準語をしゃべっているつもりでも、ふとした瞬間に出てしまう生まれ故郷の「方言」。他県の人間が聞くと思わず「今、なんて?」と聞き返してしまうような、ユニークなものが多くあります。そこで、これまでに聞いたびっくりした方言を聞いてみました。


■「この時計、つぶれてるやん」(27歳/通信)
「部屋の時計を指差しながら彼が言った言葉にびっくり。時計がつぶれてるって大惨事ですから。でも、本人は関西の方言で『この時計、止まってる』と言ったつもりだったよう」

突然、壁掛け時計がつぶれていたらびっくりしますね。大阪では、故障しているものを全般的に「つぶれる」と表現するそうです。

■「えらそうにしてるね」(31歳/メーカー)
「仕事の営業で地方まわりをしているとき、取引先から突然『えらそうにしている』と言われてかなりへこんだ。先輩に相談したら、その地方での『えらそう』は『疲れている、具合が悪そう』という意味で、私のことを心配してくれていたみたい」

愛知県の一部やその周辺の方言で、「疲れている」ことを指すのだとか。知らずに言われたら文句を言われたと勘違いしそう。

■「かたる?」(22歳/飲食)
「東京から福岡に引っ越し、小学校初登校の日。緊張していた私に女の子たちが『かたる?』と話しかけてくれたけど、意味がわからず『いい』と断ってしまった。実は『参加する』という意味の方言で、一緒に遊ぼうって言ってくれていた……」

言葉の壁がこんなところにも。意味がわからないなら、素直に聞いたほうがいいという教訓かもしれません。

■「よしてー」(30歳/商社)
「数人でカラオケ行こうかって話をしていたら、京都出身の子がニコニコしながら『よしてー』と言われた。なんでそんなこと言うの? と思ったら、仲間に入れてっていう意味だったらしい」

こちらも「仲間に入れて」という意味。地方によって子どもたちの誘い文句がちがうんですね。

■「いきなり疲れた」(27歳/IT)
「宮城県出身の彼氏が『今日はいきなり疲れた』とか『いきなりおいしい』と言うので、日本語の使い方がちょっとまちがっているなと思っていた。でも、それは方言で『とても』という強調の言葉だった」

方言だと知らなければ、口癖なのかな? と思ってしまうかも。

■「わにわにする」(25歳/メーカー)
「デパートでお母さんが5歳くらいの男の子を『ほらっ、わにわにしないで!』と怒っていた。語感がかわいくて思わず笑ってしまったけど、本当は『うるさく騒がないで!』という意味らしい」

山梨などの方言「わにわにする」は、筆者の場合、ゲームの「ワニワニパニック」でワニがひっきりなしに飛び出してくるイメージです。

■「だんだんね」(33歳/団体)
「物を貸していた友だちに『だんだんね』と言われた。のんきにちょっとずつ返すと言っているのかと思ってムカッ。それは誤解で『ありがとう』の意味だったけど」

茨城などでは「だんだん=ありがとう」なのだとか。感謝の言葉も伝える相手によってはうまく伝わりません。

■「ジョンジョン忘れた」(31歳/飲食)
「海に行ったときに友だちが『ジョンジョン忘れたー』と言っていて、まったく何のことかわからず爆笑。正体はビーチサンダルだった」

静岡などでは、方言でぞうりは「ジョンジョン」、ビーチサンダルになると「ゴムジョンジョン」と言ったりもするそう。

相手は標準語だと思っている可能性もあるので、笑わずに意味を聞いてあげてくださいね。みなさんが驚いた「方言」はありますか?

(田中結/プレスラボ)

※この記事は2013年01月05日に公開されたものです

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