「ご理解ください」は目上の人に使える? ビジネスシーンでの正しい使い方と注意点
「ご理解ください」を使う時の注意点
「ご理解ください」は丁寧表現であるものの、相手に依頼する表現であるため一方的な印象を与えてしまう場合もあります。
ここでは「ご理解ください」を使う時の注意点を見ていきましょう。
(1)理解してもらえるだけの丁寧な説明を心掛ける
「ご理解ください」と使う時は、相手にただ理解を求めるだけだと一方的な印象を与えてしまいます。相手が納得してくれるよう、しっかりと事情を説明することが大切です。
また、こちらの事情で相手に不都合が生じる場合は、謝罪の言葉も一緒に伝えたり、「ご容赦ください」という表現を用いたりするとベターでしょう。
(2)目上の人に使う場合は表現を工夫
「ご理解ください」という言葉は丁寧な表現であり、目上の人に使っても間違いではありません。
ただし、「察してほしい」という要求を伝えるため、場合によっては失礼な印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
もし取引先や目上の人に対して使う場合は、「ご理解いただきますようお願い申し上げます」と言い換えたり、「ご理解のほど~」と断定を和らげる表現を用いたりするのが良いでしょう。