お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「ご指摘ありがとうございます」の使い方とは? 注意点と言い換え表現(例文つき)

にほんご倶楽部

上司から注意を受けて「ご指摘ありがとうございます」と言う場合、正しい使い方はできていますか? この記事では、言葉の意味や使い方と注意点、言い換え表現などについて、例文を用いながら紹介します。

「ご指摘ありがとうございます」は、仕事で上司からミスを注意された時などに返すフレーズとしてよく使用されます。

しかし、相手から注意されているのに「ありがとうございます」と感謝するのは、失礼になるのではないかと考える人もいるのでは?

この記事では「ご指摘ありがとうございます」の正しい使い方と注意点、シーンに応じた言い換え表現などについて例文と共に紹介します。

「ご指摘ありがとうございます」の意味

「ご指摘ありがとうございます」は、「指摘」に丁寧語の「ご」をつけたものと、「ありがとう」に丁寧語の「ございます」をつけた言葉です。

「指摘」とは、辞書によると以下のように説明されています。

し‐てき【指摘】
[名](スル)大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと。「弱点を—される」

(『デジタル大辞泉』小学館)

「指摘」というとミスや欠点に対して使用されるイメージが強いですが、大切な点を指し示すという意味もあります。

つまり「ご指摘ありがとうございます」とは「問題点やポイントを教え示してくれてありがとう」という意味です。

「ご指摘ありがとうございます」の使い方と例文

「ご指摘ありがとうございます」は、基本的に目上の人が教え示してくれたことに対して、目下の人が感謝を伝える時に使う言葉です。

部下にとって上司からの指摘は、叱られているように感じてしまうかもしれません。しかし上司からすれば、部下の成長を思って教え示している場合も多いでしょう。

そんな時「申し訳ございませんでした」とミスを謝罪するだけでなく、指摘してくれたことに対して感謝の気持ちを示すのです。

この時、ミスへの謝罪と指摘への感謝に加え、指摘された点を今後どう改善するのかということもセットで伝えると良いでしょう。

例文

・書類に不備があり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。今後、チェック体制を整え同じミスを繰り返さないようにします。

ご指摘ありがとうございます。企画書の記載ミスを修正し、改めてお送りいたします。今後、最終確認を怠らないよう注意してまいります。

▶次のページでは「ご指摘ありがとうございます」を使う時の注意点を紹介します

次のページを読む

SHARE