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「悟りを開く」の意味とは? メリット・デメリットと悟りの開き方

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悟りを開くとは、どんな意味なのでしょうか。また、悟りを開いた人の特徴とは? この記事では、言葉の意味と悟りを開くメリット・デメリット、悟りを開く方法について紹介します。

悟りを開くとは、具体的にどのような状態を意味するのでしょうか? また、悟りを開くことのメリットやデメリットとは?

この記事では「悟りを開く」という言葉の意味から、悟りを開いた人の特徴、悟りの開き方などを紹介します。

「悟りを開く」の意味

「悟りを開く」は辞書によると、以下のように説明されています。

悟(さと)りを開(ひら)・く
読み方:さとりをひらく

心の迷いが解けて、真理を会得する。開悟する。「厳しい修行の末に―・く」

(『デジタル大辞泉』小学館)

また、「真理」「開悟」はそれぞれ以下のような意味です。

しん‐り【真理】
読み方:しんり

1 いつどんなときにも変わることのない、正しい物事の筋道。真実の道理。「永遠不変の―」「―の探究」

2 哲学で、

㋐思惟と存在あるいは認識と対象との一致。この一致については、いくつかの説がある。

㋑プラグマティズムでは、人間生活において有用な結果をもたらす観念をいう。

3 仏語。真実で永遠不変の理法。真如。

(『デジタル大辞泉』小学館)

かい‐ご【開悟】
読み方:かいご

[名](スル)迷いから脱却して真理を悟ること。

(『デジタル大辞泉』小学館)

つまり「悟りを開く」とは、「心の迷いがなくなり、どんなときも変わることのない正しい物事の道筋を理解・自分のものにすること」といえるでしょう。

なお仏教において「悟り」は、「解脱(げだつ)」や「涅槃(ねはん)」と同義です。

げ‐だつ【解脱】
読み方:げだつ

[名](スル)《(梵)vimukti, vimokṣaなどの訳。縛るものを離れて自由になる意》悩みや迷いなど煩悩(ぼんのう)の束縛から解き放たれて、自由の境地に到達すること。悟ること。涅槃(ねはん)。「―の境地」「煩悩を―する」

(『デジタル大辞泉』小学館)

ねはん【×涅×槃】
読み方:ねはん

《(梵)nirvāṇaの音写。吹き消すことの意》仏語。

1 煩悩(ぼんのう)の火を消して、智慧(ちえ)の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地。

2 釈迦(しゃか)の死。

3 「涅槃会(ねはんえ)」の略。

(『デジタル大辞泉』小学館)

悟りを開いた人の特徴

悟りを開くとはこの世の心理を会得することであり、なかなか簡単なことではありません。

悟りを開いた人とは、具体的にどんな人をいうのでしょうか? ここでは、悟りを開いた人に共通する3つの特徴を見ていきましょう。

(1)情緒が安定している

悟りを開いた人は情緒が安定しており、いつも穏やかな気持ちで過ごしているのが特徴です。

ささいなことで怒ったり、感情的になったりしないので、周囲の人からも「心が広い人だ」と思われていることでしょう。

ただし、悟りを開くことは感情を失うことではありません。物事の真理や道理をわきまえているので、周囲の出来事に心が揺さぶられることはないのです。

(2)他人と比べない

悟りを開いた人は、むやみに自分と他人を比べることがありません。なぜなら、他人と比較しなくとも、その人にはその人であることには変わりがないと分かっているからです。

つまり悟りを開くと、他者をうらやんで敵対したり、自分を卑下したりすることがないので、常に穏やかでいられるとも考えられます。

(3)他人へ願望を抱かない

悟りを開いた人は、他人に対して「もっとこうしてほしい」と求めることがありません。

他人に抱く願望には、「自分はこんなに尽くしているのに」というエゴや執着が隠れています。「これだけ尽くした自分は、もっと報われても良いはずだ」と思っているからこそ、他人に対して「こうしてほしい」という期待を抱くのです。

しかし悟りを開いた人は、自分と他人との切り離して考えることができ、物事への執着を手放しています。そのため、他者との関係によって心が乱れることはないのです。

▶次のページでは「悟りを開くメリットとデメリット」を紹介します

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