お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「お手数ですが」の正しい使い方は? 意味・言い換え表現【例文つき】

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「お手数ですが」の英語表現

「お手数ですが」を英語で表現すると、次のようなものがあります。

“Sorry to bother you but……”(お手数をかけて申し訳ないですが。手こずらせて申し訳ないですが)

《例文》

・I am sorry to bother you, but I appreciate your help.
(お手数をかけて申し訳ないですが、よろしくお願いします)

“I am sorry for the inconvenience, but please……”(お手数をかけて申し訳ないですが、どうか……)

《例文》

・I am sorry for the inconvenience, but please tell this your mother.
(お手数をかけて申し訳ないですが、どうかこのことをお母さまに伝えてください)

クッション言葉に見る文化の違い

いかがでしたか? クッション言葉の1つである「お手数ですが」について解説しました。

「日本人は、簡単に謝りすぎだ」という話を耳にしたことはありませんか? 「お手数ですが」をあえて強引に英語にすると「I am sorry」と始まることから、英訳文はおそらく日本独特なのでしょう。

英語では、謝るよりも「I appreciate your help.(あなたのご助力に感謝します)」と言うそうです。それもまた、晴れやかで清々しい気がします。

文化の違いとは、面白いですね。

(前田めぐる)

※画像はイメージです

※この記事は2021年10月11日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

この著者の記事一覧 

SHARE