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「お手数ですが」の正しい使い方は? 意味・言い換え表現【例文つき】

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「お手数ですが」の注意点は? 間違った使い方(例文つき)

以下のような使い方は間違いですので、注意しましょう。

「自分の行動」について免除してもらう際にはNG

・お手数ですが、見積書の提出を週末までお待ち願えませんか?

このように、自分の行動について何かを免除したり待ってもらったりする際に「お手数ですが」を使うことは、大変失礼であり、間違いです。

単なる手間とは異なり、相手に迷惑をかけるようなことをお願いするのですから、「申し訳ない」という謝罪の意を込めたクッション言葉を使うべきでしょう。

正しいクッション言葉は「恐縮ですが」「誠に恐れ入りますが」「誠に申し訳ございませんが」などです。

文末に使うのはNG

・いつも課長には、ご迷惑をおかけしてお手数ですが。

上記のように、クッション言葉である「お手数ですが」を文末に使うことは間違いです。

「ご迷惑をおかけして、申し訳ありません(ございません)」ときちんと謝罪するのが正しい表現です。

次ページ:「お手数ですが」の類語・言い換え表現

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