「お手数ですが」の正しい使い方は? 意味・言い換え表現【例文つき】
「お手数ですが」はどんな時に使えるのか?(例文つき)
クッション言葉とは、何かを依頼したりする時に、気持ちの緩衝材となる言葉です。
いくら敬語を使っていても、依頼の際にはやはり気を使うもの。
そこで、「お手数ですが」のようなクッション言葉が使われます。自分が言いやすくなるだけでなく、相手にも心の準備をしてもらうことができるので、いきなり伝えるよりも直接的な印象がやわらぐ効果があります。
以下の例文にもあるように、「ご多用な中」「ご多忙のところ」などを文頭に加えると、相手のことをおもんばかっている気持ちが一層伝わります。
相手に手間をかけさせる場合
何かを依頼する時、その内容が相手に手間をかけさせる時に使います。
記入する、確認する、誰かに伝言する場合など、ちょっとした手数であることがほとんどです。
例文
・お手数ですが、ご記入の上、ご確認いただけましたら幸いです。
相手に確認を依頼する場合
書類を見てもらう、商品を見てもらうなど、相手に確認をしてもらう必要がある時に使います。
相手が忙しそうであれば「ご多用な中」と付け加えると、さらに配慮が伝わります。
例文
・ご多用な中お手数ですが、ご確認いただきますようお願いいたします。
以前相手に依頼したことを、念押しする場合
一度何かを依頼した相手に再会した際、その内容を念押しすることがあります。
その場合には、次のように「先日の件、お手数ですが〜」と使えます。
例文
・先日の件、お手数ですが、何卒よろしくお願いいたします。
相手に見積もりを依頼する場合
ビジネスシーンでは、見積書や請求書など多くの書類をやりとりします。必要なことではあるものの、相手が忙しそうな時は気を使うもの。
そんな時は、「ご多忙のところ、お手数ですが」を使うと良いでしょう。
例文
・ご多忙のところ、お手数ですが、来週いっぱいでお見積もりをお願いできるでしょうか?