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「お手数ですが」の正しい使い方は? 意味・言い換え表現【例文つき】

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「お手数ですが」の類語・言い換え表現

「お手数ですが」と似た意味合いを持つ言葉を以下に紹介します。

「お手数をおかけいたしますが」

「おかけいたしますが」と謙譲語になっているため、「お手数ですが」よりもさらに敬意の高い表現です。目上の相手に対して使えます。

昨今、目上の人と電話で話したい時には、いきなりかけるのでなく、事前にメールで日時の調整を行うことがありますが、そのような場合にも次のように使えます。

例文

・一度お電話でお話しできればと存じますので、おかけしても差し支えのない日時をお知らせくださいませ。お手数をおかけいたしますが、ご連絡をお待ちしております。

参考記事はこちら▼

「お手数おかけします」の意味や使い方、誤用例を紹介。

「お手間を取らせてしまいますが」

「お手数ですが」と同じ意味で、敬意の度合いもほぼ同じです。同等、あるいは目上の相手に対しても使えます。

「お手間を取らせて申し訳ございませんが」とすれば、さらに丁寧で、敬意の高い表現です。

例文

お手間を取らせてしまいますが、今週末までにご提出いただけそうでしょうか?

「ご面倒をおかけしますが」

「お手数をおかけしますが」と同じ意味です。

目上の相手に対しても使えます。さらに丁寧に伝えたい場合には、「誠に」「大変」などを加えるといいでしょう。

例文

・大変ご面倒をおかけしますが、本製作前にサンプルでイメージを確認できるとありがたく存じます。

「ご厄介をおかけしますが」

「厄介」とは面倒を見てもらうこと。世話になること。面倒をかけてしまう相手に対して使います。

例文

・誠にご厄介をおかけしますが、仕事が終わり次第、迎えにまいりますので、それまでうちの子を預かっていただけないでしょうか?

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