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「重ね重ね」の意味は? 使い方や類語などを解説

Sai

「重ね重ね」の使い方と例文

「重ね重ね」は、主にビジネスシーンやフォーマルな場面などで使われる言葉です。

使い方を間違えると取引先や顧客に悪い印象を与えることにつながってしまうため、シーン別の使い方を例文で詳しく確認しておきましょう。

お礼をする時に使う場合

「重ね重ね」は、お礼をする時に使えば感謝の気持ちをより強調することができる表現です。

最初にお礼の言葉を述べた上でさらに謝意を伝えたい時に使用すると、深い感謝の気持ちを表せるでしょう。なお、感謝の気持ちをさらに重ねる表現のため、文書などの冒頭で使うことはできません。

用法や具体的な使用シーンを理解するためにも、例文を確認しておきましょう。

例文

・この度は弊社の依頼をご快諾いただいた上にご意見まで賜り、重ね重ねありがとうございます。

・先日はお招きいただきまして誠にありがとうございました。また、結構なお品物まで頂戴し、重ね重ねお礼申し上げます。

参考記事はこちら▼

「重ねてお礼申し上げます」の使い方や言い換え表現を紹介します。

お詫びをする時に使う場合

「重ね重ね」は、深いお詫びの気持ちを伝えたい時にもよく使う言葉です。

謝罪をしたけどまだ言い足りていないと思う場合や、相手に許してもらえていないと感じる時などに、より一層謝罪の気持ちを強調する目的で使います。

ビジネスメールなどで「本当に申し訳ございません」などと述べたあと「重ね重ね」を使って謝罪の気持ちを再度表現すると、申し訳なく思っている気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

例文

・何度も足を運んでいただいたのにご期待に添えず、重ね重ね申し訳ございません。

・この度は弊社の確認ミスによりご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。また、お手を煩わせてしまい重ね重ねお詫び申し上げます。

参考記事はこちら▼

メールでお詫びをする際に気を付けるべきポイントを、マナー講師の松本繁美さんに伺いました。

念押しをする時に使う場合

「重ね重ね」は、お願いや依頼をする時にも使える表現です。

何かを頼む場合にクッション言葉として使えるため、「申し訳ございませんが」や「恐縮ですが」などのフレーズと一緒に使うと、丁寧で柔らかい印象を与えられるでしょう。

ただし、多用するとくどいと思われる可能性があるので注意する必要があります。

例文

重ね重ねのご連絡で恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

重ね重ねの質問になり、大変申し訳ございません。

重ね重ねのお願いで恐縮ですが、週明けまでにご回答をいただけると幸いです。

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