「微力ながら」とは? 意味とビジネスでの使い方を解説【例文付】
「微力ながら」の注意点
「微力ながら」は相手を立てるために使える便利な言葉である一方、間違って使うと相手からの信用度が大きく下がってしまいます。
そこで、「微力ながら」をきちんと使うための注意点を解説していくので、しっかりチェックしてくださいね。
(1)嫌味にならないように気をつける
「微力ながら」がへりくだった表現であることを知っていると、「自分の方が実力は高い」ことを伝える、嫌味のような表現に聞こえてしまう時があります。
そのため、同僚や部下など、自分の実力の方が高いと明確に分かる相手に対しては「微力ながら」を使うのは控えましょう。
また、上司や取引先であっても、実績や経歴などを見込んで依頼されている場合は、「微力ながら」を使うべきではありません。
(2)謙遜の表現であることを理解しておく
「微力ながら」は基本的に能力の高い人が、謙遜するために用いる表現。そのため、元々実力が低い人や、依頼されたことに対して十分な能力のない人が「微力ながら」を用いることは適切ではありません。
本当に「微力」である場合には、あえて「微力ながら」を使わず、「尽力します」のように自分の気持ちや心構えなどを素直に表現しましょう。
(3)弱気な姿勢に見せない
自分の能力を謙遜して伝えるのは日本の文化でもありますが、自分のことを「力が劣っている」と表現してしまうのは、熱意や自信がない弱気な姿勢に受け取られてしまいます。
そのため、面接など自分の実力をアピールする時は「微力ながら」を使わず、自信を持ってしっかり自分の強みを伝えましょう。
▶次のページでは、「微力ながら」の類語・言い換え表現を紹介します。