バーナム効果とは? 意味や使い方の例を紹介
バーナム効果を活用する上で気をつけるポイント
最後に、バーナム効果を活用する上で注意してほしい点をいくつかお伝えします。
バーナム効果を使う時に注意が必要なのは、次の2つです。
バーナム効果が生まれにくい人もいる
人によって性格や価値観が異なるため、バーナム効果が誰にでも同じように有効とは限りません。
バーナム効果が生まれやすいのは「自分のことを知ってほしい(分かってほしい)」と思っている人です。
反対に「自分のことをあまり他人に知られたくない」と思う人には、バーナム効果が生まれにくいと考えられます。言い換えるなら、警戒心が強いタイプにはバーナム効果が生まれにくいということですね。
バーナム効果を使いたい時は、効果が出やすい相手かどうかをチェックしながら進めると良いでしょう。
否定的な内容にすると効果が半減する
もう1つの注意点は、肯定的な内容にしなければ効果が半減すること。というのも、人は自分の信じたいことだけを信じがちだからです。
自分に都合の良いことだけを信じようとする心理を、専門用語で「確証バイアス」といいます。
例えば、自分のことを外交的だと思っている人に「本当のあなたは内向的なタイプですよ」と伝えても、本人がそれをうれしいと思わなければ信じようとしないのです。それどころか「この人の言うことは当たらない」と思われてしまう可能性もあります。
せっかくバーナム効果を活用しようとしているのに、確証バイアスが働くことで「この人の言ってることは間違っている」と思われてしまっては元も子もありませんよね。
バーナム効果を活用する時は、相手が肯定的だと感じる(うれしいと感じる)内容を心掛けてみてください。
バーナム効果を使った悪徳商法には要注意
今回は、バーナム効果の意味や名前の由来、具体的な使い方や注意点などを解説しました。
バーナム効果は、気付かないうちに自分が使われることもあります。特に女性は、自分のことを言い当てられると「分かってくれた!」と喜びやすい傾向があります。
もしかすると適当に言っていることがたまたま当たっただけかもしれませんので、怪しい商法に引っ掛からないよう、くれぐれも注意してくださいね。
(永瀬 なみ)
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※この記事は2021年04月29日に公開されたものです