お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「知見」とは? 「知見を広げる」や「知見を深める」の意味を簡単に解説

umi

「知見」の類義語と意味の違い

それでは次に、知見の類義語と意味の違いについて確認していきましょう。

知見には、似たような意味を持ついくつかの類語があります。しかし、言葉を正確に理解するためには似ているけれども若干の意味や使い方の違いがある場合についてもしっかりと知っておくことが大切です。

「知識」や「経験」との違いは?

知見とよく似た意味の類語の中に、「知識」や「経験」という言葉があります。「知識」とは、ある事柄について知っている情報や内容のことを指します。

また、「経験」は「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること」また「実際に見たり聞いたり体験することで得た知識や技術」のことを意味しています。

一方、「知見」とは、「実際に見たり聞いたりしたことで得た知識」という意味があります。

そのため、「知見」と「知識」との違いについては、実際に見て得た情報や知識であるかどうかです。知識の場合は、実際に足を運んだり自分の目で見たりしなくても、本やインターネットからも情報を得た場合にも使える言葉なのです。

また、「知見」と「経験」の違いについては、経験には知見と違って物事の知識だけでなく技能も含まれているということがポイントです。

「見識」との違いは?

次に、「知見」と「見識(けんしき)」の違いについて見ていきましょう。「見識」とは、「物事の本質をしっかりと捉え、優れた判断力があること」また「優れた判断力に基づいて導き出された考えや意見」のことを意味しています。

知見と見識の違いについては「実際に見たり聞いたりして知った知識」が知見であることに対し、見聞はより専門的な判断力や本質を捉えた考えであるという点があります。見識があるということは、その優れた判断力によって周囲の人を納得させるような結論を下せることでもあるのです。

一方、見識という言葉には品位やプライド、見栄といったニュアンスが込められている場合もあり、単純に知識があるということだけではない深い意味合いがあることがわかります。

「ノウハウ」との違いは?

「ノウハウ」とは、「ある専門的な技術や蓄積のこと」「技術競争の有力な手段となり得る情報・経験のこと」という意味があり、英語のknow-howに由来しています。

「know(知る)」と「how(方法)」という言葉が組み合わさった言葉の通り、ノウハウは物事の方法や手段、コツなどの知識のことを指します。

知見は自分が見たり聞いたりして得た知識であることに対し、ノウハウは何かを達成するための専門的な知識や手段、方法のことを指します。

知見が広い意味での知識である一方、ノウハウは何かをなすという目的があることが特徴です。

「知見」という言葉を使えるようになろう

「知見」という言葉の意味や使い方、類義語と意味の違いなどについてご紹介してきました。知見はビジネスシーンで使われることの多い難しい言葉ですが、しっかりと意味や使い方を抑えておくことで問題なく使いこなすことができます。

今回の記事を参考に、ぜひ知見という言葉に対する理解を深め、実際に使ってみてくださいね。

(umi)

※画像はイメージです

※この記事は2021年04月28日に公開されたものです

umi

この著者の記事一覧 

SHARE