お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「ご検討」はどう使う? 意味や使い方、言い換え表現を解説

山本茉莉

「ご検討いただければ幸いです」「ご検討いただきありがとうございます」など、ビジネスシーンでよく使う「ご検討」というフレーズ。使い方に自信はありますか? 今回は改めて「ご検討」の意味や使い方をおさらいし、正しく使えるようマスターしましょう。

「ご検討」はビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、言葉は知っていても使い方はよく分からないという方も多いのではないでしょうか?

自信を持って使えるように、今回は「ご検討」の意味や使い方、言い換え表現などを紹介します。

「ご検討」とは?

ここではまず、「ご確認」の意味を紹介します。

「検討」の意味は「詳しく調べて、良いかどうか考えること」

けんとう【検討】
調べたずねること。詳しく調べ当否を考えること。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

「当否」には、「あたりはずれ、良し悪し」という意味があります。

このように「検討」には、そのことについてただ何かを考えるというより、「それで良いかどうか熟考する」というニュアンスがあります。

相手の動作に「ご」を付けて敬意を表した「ご検討」

ビジネスメールなどでよく使う「ご検討ください」「ご検討のほど」などの「ご検討」は、「検討する」という相手の動作に対して「ご」を付け、敬意を表しています。

相手に対して、こちらが提案した内容についてよく考えてほしい時などに使用します。「よく考えてください」よりも「ご検討ください」の方が、より丁寧に伝わりますよね。

「ご検討」は自分に対しては使えない

自分が検討することを伝える時は「ご」を付けません。

なぜなら「検討」の丁寧語である「ご検討」は、相手に対して使う言葉だからです。

自分が検討することを丁寧に伝えるなら、「検討させていただきます」「検討いたします」が正しい表現です。

次ページ:言い回し別:「ご検討」の使い方(例文付き)

SHARE