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「ご検討」はどう使う? 意味や使い方、言い換え表現を解説

山本茉莉

「ご検討」の言い換え表現

「ご検討」には似ている言葉がいくつかあります。

最後に、「ご検討」の言い換え表現を押さえて、表現のバリエーションを増やしましょう。

「ご一考」

「ご一考」は「ご検討」の類語で、どちらも相手に考えることを促す表現です。

「一考」には「一度考えてみる」という意味があります。目上の人に伝える場合は「ご一考ください」「ご一考のほどお願いいたします」などが適切です。

どちらを使用するか迷った時は、言葉が持つ意味から考えてみましょう。

「ご検討」は「調査する」という意味合いも含むため、よく調べて判断してほしい場合に用います。

一方、「ご一考」は「考えておいてください」といった、「検討」よりも軽い意味合いとして使うことができます。

ただ、「もう一度考えてください」という意味にもなるので、場合によっては相手の意見を否定しているような印象を与えてしまう可能性もあります。そのため、以下の例文のように「~のほど」など、上から目線だと受け取られないような言い回しに気を配りましょう。

例文

・お忙しいところ恐れ入りますが、ご一考のほど、よろしくお願いいたします。

「ご考慮」

「ご検討」に似ているものに「ご考慮」という言葉があります。

主に、相手に何か考慮してほしいと依頼する言葉として、文末の締めに使用します。

「ご検討」との違いは、「考慮」は「いろいろな要素から物事をよく考える」という意味を持っていること。

また、単に考えるという意味の「ご一考」よりも、さまざまことに対して考えを巡らせるニュアンスがあります。

例文

・誠に勝手なお願い事ではございますが、ご考慮いただければ幸いです。

「ご検討」の正しい使い方を知ってビジネスに役立てよう

いかがでしたか?

「ご検討」は、自分の提案を相手によく考えてもらいたい時などに重宝するフレーズです。

「ご検討」の正しい使い方や言い換え表現をマスターして、ビジネスシーンで役立ててくださいね。

(山本茉莉)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年04月28日に公開されたものです

山本茉莉

あなたの「知りたい」をかなえるフリーライター。WEBメディアのディレクターを経験後、自分の文章で生きていくことを決意して独立。現在は恋愛コラムからトレンドファッション、ビジネスに関する話題まで幅広く執筆中。<ライター・編集者・読者>の3つの視点から、分かりやすい記事を届けることを信念としている。

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