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「オープンクエスチョン」とは? 具体例や効果的な使い方を解説

浅野寿和(心理カウンセラー)

オープンクエスチョンのデメリット

逆に、オープンクエスチョンには以下のようなデメリットがあります。

(1)初対面の相手には使いにくい

制限を設けない質問を投げかけるため、初対面の相手や信頼関係が築けていない相手には使いにくいというデメリットがあります。

信頼関係ができていない段階でオープンクエスチョンをされると、よほど話好きの人でない限りどう回答していいか分からず、答えにくいと感じる可能性があります。

(2)回答に時間が掛かる

オープン・クエスチョンは、回答者が答えるまでに時間が掛かる場合があり、すぐに回答を求める場合には適さない質問になります。

特に回答者に熟考を求める内容を投げかけていたり、回答者の潜在ニーズを引き出すような質問であれば、十分な時間を提供する必要があります。

(3)明確な答えが返ってこない場合がある

答えに制限を設けないため、質問者にとって思いがけない返答が返ってくる場合があります。聞きたかった答えが聞けなかったり、話が脱線してしまったりする場合も。

そのため、オープン・クエスチョンでは、回答者のいかなる答えをもしっかりと受け止める姿勢が求められます。

次ページ:クローズドクエスチョンとの使い分け方

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