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意外と知らない「御中」の正しい使い方

武田 麻希

「御中」を使う時の注意点と間違えた時の対処法

「御中」はビジネスシーンで使用頻度が高い言葉の1つ。使う上で気をつけるべきポイントがいくつかあります。

敬称を併用しない

手紙や電子メールの宛名の後に用いられる「御中」や「様」などは、敬意を表す言葉です。「株式会社A社総務部御中 田中花子様」「関係者各位御中」などのように、敬称を二重に使うと、敬称が重複するので、かえって失礼にあたります。

「御中」以外の敬称と併用しないよう、注意して使いましょう。

「御中」の使い方を間違ってしまった場合は?

宛名書きで「御中」の漢字や使い方を間違えた場合は、書き直すのが鉄則です。どうしても新しい封筒やはがきをすぐに準備できない場合は、間違った箇所を二重線で消し印鑑を押してから修正してください。修正テープや修正液は使わないのが望ましいです。

メールの宛先で「御中」の使い方を間違った場合や敬称を付け忘れた場合は、気づいた時点で早めにお詫びのメールを送信して謝罪しましょう。

郵便物や電子メールを送る場合には、使い方を間違えていないか、しっかりと見直してから送るように心掛けましょう。

「御中」の正しい使い方をマスターして

「御中」の使い方は、ビジネスに携わる機会がある人なら、ぜひ押さえておきたい言葉の1つ。「様」も「御中」も敬称ですが、「様」は個人に対して、「御中」は団体に対して使う点が大きな違いです。

社会人として使う頻度が高い言葉ですが、間違えてしまうと相手に悪い印象を与えかねません。今回紹介した内容を参考にして、正しい使い方をマスターしましょう。

(武田麻希)

※画像はイメージです

※この記事は2021年04月15日に公開されたものです

武田 麻希

ホテルや外資系金融会社などでの勤務歴があるフリーライター。これまでの人との関わりや大学で学んだ心理学についての知識、FPなどの資格取得を通じて得た経験をもとに、記事を執筆している。

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