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「ご高覧」の意味は? 正しい使い方と例文・類語

大西みき

「ご高覧」の類語

続いて、「ご高覧」と意味が似ている類語を紹介します。言い換え表現に迷ったら、こんな言葉が使えるかもしれません。

ご清覧(ごせいらん)

「ご清覧」は「手紙文などで見ること」を敬った表現で、目上の人への尊敬語です。

「ご高覧」の方が一般的には多く使われますが「ご清覧」も同じように格式高い意味合いがあります。主に自分が書いたものを見てほしい場面で使用します。

【例文】

・私が執筆した作品をぜひご清覧いただきたく、お願い申し上げます。

・手紙をお送りしましたのでご清覧のほど、よろしくお願いいたします。

ご賢覧(ごけんらん)

「ご賢覧」は、相手が見ることを敬った尊敬語です。

目上の人や取引先などにも使用でき「ご覧いただく」よりも丁寧な表現になります。「ご高覧」とほぼ同じように使える言葉です。

【例文】

・展示会についての感想をメールにて送付いたしました。ご賢覧ください。

・ご賢覧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ご笑覧(ごしょうらん)

「ご笑覧」は「笑ってみてください」という意味を持ち、へりくだった表現です。

主に自分の作品や仕事などを人に見てもらう時に使用します。「お恥ずかしいですが、どうぞ見てください」といったニュアンスを含めたい時には、ご笑覧を使用しましょう。

【例文】

・写真をブログで紹介していますので、ぜひご笑覧ください。

・拙稿ながら5月号に掲載されましたので、よろしければご笑覧ください。

ご照覧(ごしょうらん)

「ご照覧」は「神仏がご覧になること」を意味し、神々や王など高貴な身分の人へ使われる表現です。古典や古文書に見られまずが、一般的に使用するのは不自然でしょう。

【例文】

・神々もご照覧あれ。

ご一読(ごいちどく)

「ご一読」は、一度さっと目を通して内容を把握してほしい時に使う言葉です。

会議などで資料を配布された際によく聞く言い回しではないでしょうか。ビジネスシーンで使用され、目上の人にも使える表現になります。覚えておくと便利でしょう。

【例文】

・お渡しした資料をご一読いただければと思います。

・ご一読いただけましたら幸いです。

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