「女たらし」とは? その生態と本心の見抜き方を紹介
「女たらし」と聞くと、どういう男性像を思い浮かべますか? ラブホの上野さんいわく、「女たらしとは、ある側面から見たら紳士」だということ。今回は女たらしの生態について、ひもといていきます。
女性をもてあそぶ女たらし。
できれば一生関わりたくない存在かもしれませんが、関わらないようにするためにはまず、女たらしの生態を知らなくてはなりません。
それでは、女たらしとは一体どんな意味なのでしょうか?
そして女たらしの男性を見抜くためには一体どうすれば良いのでしょうか。
解説させていただきます。
「女たらし」ってどういう意味?
そもそも「女たらし」とはどういう意味なのでしょうか。
私は、「女たらし」とは「モテる男性」という生き物をある側面から見たものではないかと思っています。
その理由を詳しく解説していきます。
リヒトホーフェンが「英雄」であり「悪魔」でもある理由
マンフレート・フォン・リヒトホーフェンは、第一次世界大戦で活躍したドイツ陸軍のパイロットで御座います。
大戦中、リヒトホーフェンは実に80機もの戦闘機を撃墜し、エースとして名声を得ました。その上、部下の面倒見が良い紳士としても知られており、彼は赤く塗装した愛機から「レッドバロン(赤い男爵)」と呼ばれておりました。
戦場に出れば無敵のエース。地上では部下思いの紳士的な上官。ドイツ軍の中で彼は、慕われ尊敬され、英雄のように思われていたことでしょう。
しかし、それは彼が味方だった者だからこそ言えること。
彼と戦っていたフランスやイギリスからすれば、リヒトホーフェンは味方を撃ち殺す悪魔でしかありません。
ですので、イギリスやフランスでは畏怖の念を込めて、彼のことを「赤い悪魔」と呼んでいたので御座います。
「モテる男性」をある側面から見たのが「女たらし」
「女たらし」を広辞苑で調べると「女をだましてもてあそぶ男性」と書かれておりました。
確かに辞書的な意味で考えれば「女たらし」の意味はそれで間違いないでしょう。
しかし現実的に「女たらし」と言われてしまう男性は、女性をだましもしていなければ、もてあそんでもいないことがほとんどなのです。
「女たらし」の男性というのは、「モテる男性」ともいえます。
彼らはとにかくモテるのです。意識的にモテようとしているか、それとも無意識かはともかく、ただモテているだけに過ぎません。
そして「女たらし」というのは、その「モテる男性」という生き物をある側面から見たものなので御座います。
先ほど紹介したリヒトホーフェンは、客観的に見ればただの「エースパイロット」で御座います。しかしそんな彼は、ドイツ側から見れば「レッドバロン」と称される国家の英雄、フランスやイギリス側から見れば危険な「赤い悪魔」なので御座います。
つまり、それと同じように、「モテる男性」はある側面から見れば「女たらし」であり、また違う側面から見れば「紳士」なので御座います。
「女たらし」か「紳士」かは、自分の立ち位置で決まる
「女たらし」と呼ばれる男性は、客観的に見れば「モテる男性」でしかありません。
前述した通り、彼らは振られてしまった女性側から見れば「ただの女たらし」であり、また本命になれた女性側から見れば「魅力的な紳士」なので御座います。
ですので、もしも皆さまが気になっている男性が女たらしかどうかを確認したいのであれば、彼がどういう人間であるかではなく、自分が彼のどちら側に立っているのかを確認するべきでしょう。
リヒトホーフェンが英雄なのか悪魔なのかは、彼の性格や能力では決まりません。彼を見る人が、ドイツに住んでいるか、フランスやイギリスに住んでいるかということでのみ決まるのです。
それと同じで、そのモテる男性が「女たらし」なのか「紳士」なのかは、その男性の性格や能力ではなく、皆さまがどっちに立っているかで決まるのです。