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「あしからず」の意味と失礼にならない使い方

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「あしからず」の言い換え表現

「悪く思わないでくださいね」という意味の「あしからず」は、反応を予測して相手にかける言葉。つまりは、クッション言葉と同じような役割もあるといえます。

そこで、「あしからず」では失礼かもしれないと感じたら、次のような言い換えを検討しましょう。

「せっかくですが」

せっかく相手が案を出してくれたのに、というような場合の表現です。

例文

・「せっかくですが、今回はあきらめます」

「恐縮ですが」

希望に添えず恐縮している場合の表現です。

例文

・「ご希望に添えず恐縮ですが、また懲りずにお声掛けいただければ幸いです」

「申し訳ありませんが」

相手の要望に応じられず、申し訳ない気持ちを表した表現です。

例文

・「申し訳ありませんが、その日も予定が詰まっています」

「お含みおきください」

「心に留めておいてください」という意味です。

・「ご入金確認後のご手配では、限定品の在庫が尽きる場合もありますことをお含みおきください

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