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「あしからず」の意味と失礼にならない使い方

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「あしからず」という言葉を、一度は聞いたことがあると思います。言われた時、どんな印象を持ったでしょうか。丁寧? それとも上から目線? 組み合わせによって、受けるイメージが変わる言葉でもあります。そんな「あしからず」の意味や失礼にならない使い方について、ライティングコーチの前田めぐるさんに教えてもらいました。

「あしからず」は、使い方によっては不快な印象を与えかねない点で、難しい言葉の1つです。

丁寧な印象、素っ気ない印象など、他の言葉との組み合わせによってイメージが変わることもあります。

今回はそんな「あしからず」の意味や使い方、丁寧に伝える方法や言い換え表現を紹介します。

「あしからず」という言葉の意味

「あしからず」という言葉には、次のような意味があります。

あしからず【悪しからず】
相手の意向にそえないで申し訳ないという気持ちを表す語。悪く思わないでほしい。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

このことから、「あしからず」には、「悪く思わないでほしい」という意味があることが分かります。

次ページ:「あしからず」はどういう時に使うのか?(例文付き)

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