お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

人間性を高める方法5選。人間性が高い人の特徴とは?

桑野量(心理カウンセラー)

人間性を高めるには、まず「人間性」の意味を正しく理解し、人間性が高い人の特徴を知ることが必要でしょう。今回は心理カウンセラーの桑野量さんに、「人間性」の意味と人間性を高めるメリット、高める5つの方法について教えてもらいました。

「人間性が高い」と評される人というと、誠実だったり思いやりがあったりする人をイメージしませんか?

「人間性が高い」は、人を褒める時に使われる言葉ですが、どういったところを評価されてそう言われるのでしょうか?

また、反対に思いやりなどがない人に使われる言葉として「人間性を疑う」という表現もあります。どのような言動をすると疑われてしまうのでしょうか?

今回は、人間性が高い人の特徴と疑われる人の特徴、人間性を高める方法まで詳しく見ていきましょう。

「人間性」の意味

「人間性」とは、「人間らしさ」「人間の本質」という意味です。その人の素質を指し示す言葉として使われます。

「人間性」と「人柄」の違い

人間性と似た言葉に「人柄」があります。「人柄」は、他人が自然に感じる性質のことです。

「人柄」は、その人の表面的な部分から感じられるものであり、「人間性」は表面的な部分だけではない本質を指します。

人間性が高い人の特徴5つ

それでは「人間性が高い」と言われる人には、どのような特徴があるのでしょうか?

(1)人によって態度を変えない

「人間性が高い」と言われる人は、相手によって態度を変えることなく接します。裏表がないことで、周りの人の信頼が集まっていきます。

(2)約束やルールを守る

たとえ小さな約束やルールであっても、破ることがありません。時間をきっちり守ったり、ささいなルールでも大切にしたりします。その真面目な姿勢や協調性は、人間性が高いといえます。

(3)感情に振り回されない

自分の感情を上手にコントロールできるのも、「人間性が高い」と言われる人の特徴です。ミスや失敗をしても気持ちを切り替えられますし、感情に任せて相手に乱暴な言葉遣いをすることなどもありません。

(4)人を許せる

時には相手を許すことが難しく感じられる場面もあるかもしれません。しかし、責めるよりも許すことを選択できる人は「人間性が高い」と言われます。許すのはなかなか難しいので、成熟しているように感じられるからです。

(5)周りの人のことを考えて行動できる

例えば後輩の気持ちや考えを鑑みて教育したり、困っている人をサポートしたり。自分のことだけではなく、周りのことを考えて行動する余裕と心遣いがある人も人間性が高いといえます。

人間性が疑われる人の特徴5つ

では、反対に人間性が疑われてしまう人には、どのような特徴があるのですしょうか? 先ほど挙げた「人間性が高い人」の特徴と比べながら見ていきましょう。

(1)人によって態度が違う

相手によってコロコロと態度を変えてしまうと、人間性を疑われてしまいます。一貫性がないことは、信用を失うことにもつながりますね。

(2)約束やルールを破る

時間にルーズな人やルールが守れない人も、人間性が疑われると思います。相手のことを軽んじていて、自分のことばかり考えていると思われても仕方がありません。

(3)機嫌の悪さが態度に出る

自分の感情に振り回されて、言動として出てしまう人も、人間性が疑われるでしょう。ミスや失敗を引きずって嫌な態度を取ったり、乗り気ではない仕事に対して見るからに機嫌が悪くなるなどです。

(4)人を許せず根に持つ

人を許すことができずに根に持って、事あるごとに責める態度を見せるのも、人間性が疑われる人の特徴です。

(5)自分のことしか考えないで行動する

自分のことばかり考えて、相手のことを考えずに行動する人も、人間性が疑われてしまいます。思いやりの気持ちが乏しいと思われても仕方ありません。

▶次のページでは「人間性を高めるメリット」と「人間性を高める方法」について紹介します

次のページを読む

SHARE