連発しがちな「お世話になります」の本来の意味とは? 正しい使い方を紹介
「お世話になります」の使い方や注意点
「お世話になります」は、対面時にはもちろん、電話、メール、オンライン会議などさまざまなシーンで使える言葉です。
ここでは、「お世話になります」の使い方や注意点を紹介します。
基本的には「すでにやり取りがある相手」に対して使う
「お世話になります」がビジネスシーンで用いられる場合、前述の通り「関係を取り持っていただいてありがとうございます」という意味であることがほとんどなので、すでにやり取りのある顧客や取引先に対して使う言葉です。
そのため、今まで取引がない、初めて接する相手には「はじめまして」など、初対面用の常とう句を使うのが適切といえます。
なお、「お世話になります」はお世話になる側、面倒を見てもらう側だけが使う言葉ではありません。
たとえ自分の方が目上の立場であったとしても「こちらこそお世話になっております」などの丁寧なあいさつを心掛けましょう。
すでに取引のある会社であれば担当者が変わった場合にも使える
初対面であっても、会社同士ですでに取引があり、退職や異動などで先方の担当者が変わるような場合なら「お世話になります」を使います。
まだ本格的な取引はしていないけど、新規取引が決定した後で先方の担当者が変わる、という場合でも、すでに関係は結ばれているので「お世話になります」を使うことができます。
社内でのあいさつには不適切
「お世話になります」という言葉は、社外に向けて使われる言葉です。
そのため、自分の直属の上司や部下、同僚などの社内コミュニケーションでは「お疲れさまです」を使うのが一般的でしょう。