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失敗も全て経験になる。三吉彩花が乗り越えてきた壁

【特集】28歳に贈る28の選択肢

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マイナビウーマンのコア読者は“28歳”の働く未婚女性。今後のキャリア、これからどうしよう。結婚、出産は? 30歳を目前にして一番悩みが深まる年齢。そんな28歳の女性たちに向けて、さまざまな人生を歩む28人にインタビュー。取材を通していろんな「人生の選択肢」を届ける特集です。

取材・文:ameri
撮影:須田卓馬
編集:高橋千里/マイナビウーマン編集部

親友が突然「妊娠した」と告白してきたら。さらに、「結婚はしない。子どもは一人で育てていく」と伝えられたら――。

これは2020年9月18日(金)に公開される映画『Daughters』にて、主人公・小春とその親友・彩乃に訪れる“岐路”だ。

同じ速度で人生を歩んでいくと思っていた親友が、急に歩む速度と方向をガラリと変えた時、きっと私も小春のように悩んでしまうだろう、そう思った。

(C) 「Daughters」製作委員会

同年代の女性が「自分たちの生き方」を真剣に考えている描写がグサグサ胸に刺さる。

そんな女性の多様な生き方を描いている『Daughters』で、妊娠した彩乃をそばで見守る主人公・小春を演じた三吉彩花さんに、人生観や仕事への向き合い方について話を聞いた。

小学生の頃から芸能活動を始め、今やモデルだけではなく女優としても活躍している三吉さん。劇中の小春のように、悩んだり立ち止まったりした経験はあるのだろうか。

「シングルマザーになる親友」を支える主人公

実は三吉さん、『Daughters』の台本を読んだ時は、役と共感できる部分が少ないと感じたのだそう。

「演じる前は正直、小春の気持ちを想像しにくかったんです。むしろ、彩乃役の阿部純子ちゃんと、『お互いの役の方が共感できるよね?』と話していたくらい(笑)」

阿部純子さん演じる彩乃のどんな部分が自分と重なったのだろうか。

「彩乃はどちらかというと、意思が強く、一人でいろいろと考えて決めるタイプ。私も決めたことは最後までやり遂げる性格なので、最初に台本を読んだ時は、自分が演じる小春よりも彩乃の気持ちの方が容易に想像できました」

しかし、役に入り込む中で、徐々に小春の気持ちを理解できるようになったという。

「演じていくうちに『実際に親友がこういう経験をしたら、私も小春のように振る舞ったり感情が動いたりするんだろうな』と思えるようになって。だんだんと心の天秤が小春側に傾いていった感じです」

シングルマザーとして子どもを育てていく決意をする彩乃。その告白に、劇中の小春は戸惑う。しかしながら、三吉さん本人は「私はあまり親友に干渉するタイプではないので、出産する本人の意思がしっかりしていればすぐに受け入れられると思います」と話す。

「私にも、気付いたら一緒にいたり、大切なことを相談したり、2人で旅行したりするような親友はいます。ですが常にお互いが何しているかを把握したり、情報を共有したりするわけではないですし、良い意味で相手に干渉しないというか(笑)。

もしシングルマザーになると言われても、彼女への対応が変わることはないです。とはいえ『何か大変だったら言ってね』と、小春のように相手の妊娠中のケアや子育ての協力はすると思いますね」

一昔前まで、シングルマザーとして生きていくという選択肢のハードルは、今より何倍も高かっただろう。

これからは、女性の生き方が多様化している時代になり、一人で子どもを育てるという道を選ぶ人が増えてくるかもしれない。三吉さんは、彩乃が選んだ道についてどう考えているのだろうか。

「この作品は、多様化している女性としての選択肢の一つを描いていますけど、個人的にはそんなに男女の差はないと思っていて。最近はセクシュアリティのことも徐々にオープンにはなってきているので、性別問わず、選ぶ本人とその人の周りの人がハッピーな選択肢であれば、それでいいと思うんです」

壁にぶつかり、悩み、失敗を恐れなくなった

約10年前にファッション誌『Seventeen』でミスセブンティーン2010に選ばれ、現在はモデル・女優として活躍の幅をどんどん広げている三吉さん。新しい分野にチャレンジする時の決断軸を聞いてみた。

「決断軸というと少し違うかもしれませんが、年々失敗することに対する恐怖心が少なくなっているので、チャレンジしやすくなったと思います。昔は失敗を異様に怖がっていました」

順風満帆にキャリアを歩んでいるイメージのある彼女にも、悩んでいた時期があった。

「高校生の頃はずっと、モデルのお仕事も女優のお仕事も、一つずつステップを上がる度に『完璧じゃなきゃいけない』と自分で自分にプレッシャーをかけてしまっていたんです。さらに、周りの期待値と自分の実力が合っていないと思い込んでむしゃくしゃしていて……。

かなり長期間悩んでいたので、いろいろな人に相談したり、周りの意見を取り入れたりと試行錯誤しました。ようやく抜け出せた時が、一つの転機でしたね」

下を向いていた視線を上げ、過去を振り返りながら、話を続ける。

「20歳を超え、失敗も全て経験なんだと思い始めてからは、『最初から完璧にできる人はいないし、それなら気楽に楽しくやろう』と考えられるようになりました」

暗いトンネルに自分なりの出口を見つけた彼女。それからは仕事で壁にぶつかった時、どうやって乗り越えるようになったのか。

「時と場合にはよりますけど、わりと一人で考えることが多いです。ですが結局、考えても答えは出ないんですよね。そんな時は、友達とおいしいごはんを食べたり、一緒にお酒を飲んだりして、自分が笑っている時間を増やすようにしています」

好奇心がたくさんある人生にしたい

壁を乗り越え「失敗も経験」と話す彼女だが、現在まだ24歳。これから先、どんな姿を目指して進んでいるのだろうか。今後の目標についても聞いてみた。

「仕事も趣味も人間関係も、いろいろな面において常にワクワクできる、好奇心を絶やさない人生にしたいです。そして、自分がポジティブでいると周りにもポジティブな人が集まってくるので、できる限りネガティブな部分を少なくして生きていきたいなと思います」

マイナビウーマンのコア読者は“28歳”の働く未婚女性。同世代である劇中の小春と彩乃のように、自分の生き方に悩んでいる人も多い。私もその一人だ。

最後に、どういう人生を歩むべきか迷ってしまう時にはどうしたらいいのだろう、そう相談してみた。彼女は「私よりも先輩にアドバイスするなんて……」と前置きしながら、こう話してくれた。

「結婚や出産など、ライフステージごとに『自分だけ置いていかれたようで焦る。どうしよう』と悩む声をよく聞きます。ですが、誰しも大小は違えど、悩みやコンプレックスは何かしら持っていると思っているので、自分の人生を人と比べる必要はないと思うんです。

他人と比べることに時間を費やすよりも、自分の人生をより豊かにするために時間を費やす方が、キラキラした余裕のある女性に見えるはずなので」

“クールビューティー”という印象の彼女。中身も外見の美しさに劣らず美しく、芯があり、自立した考え方の持ち主だった。

人生は小さな選択の積み重ねだともいう。私たちも、いつ小春や彩乃のような選択に迫られるか分からない。

周りと比べず、選択を誰かのせいにするのではなく、自分で考え決断することで、きっと納得のできる人生を歩めるはず。

映画『Daughters』と三吉さんの言葉は、悩めるマイナビウーマン読者世代の私にも“自分の人生を生きていく”勇気をくれた。

INFORMATION

映画『Daughters』

東京・中目黒でルームシェア生活を送る2人の女性。妊娠、そしてシングルマザーとして出産という人生の決断を通して、友情、仕事、家族、過去への固執と現実など、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマ。

2020年9月18日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!

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ameri

2016年より執筆をはじめ、主に美容・恋愛・ウエディングについて書いています。美容とコーヒーとチョコレートをこよなく愛するフリーライター。コスメと触れ合うこと、旅行、カフェ巡りが趣味です。百貨店のコスメフロアによく出没する特徴あり。

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