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「助かります」は敬語として正しい? 言い換え表現も紹介(例文つき)

大部美知子

「助かります」と言われた場合の返事の仕方(例文つき)

ちなみに、自分が相手から「助かります」や「助かりました」と言われた時の返事はどのようにしたら良いのでしょうか?

よく使われる表現は下記の通りです。

「~してくれて助かりました」と感謝された時

この場合には、下記のような返事ができます。

・「お役に立ててうれしいです」

・「お役に立てて何よりです」

・「恐れ入ります」

「~してくれると助かります」と依頼された時

この場合には、下記のような返事ができます。

・「かしこまりました」

・「喜んで〜させていただきます」

・「承知しました」

・「お役に立つことができれば幸いです」

「助かります」を使っても良い例

以下は、「助かります」を使っても良い例です。

1.同僚に対して、トラブル対応を手伝ってもらった時(感謝)

「初めての経験で困っていたから、本当に助かったよ。ありがとう」

2.後輩に対して、大量のコピーを取らなければならない時(依頼)

「手伝ってもらえると助かるのだけど、お願いできないかな?」

ビジネスの場面でも気持ちをより細やかに伝えよう

「助かります」の言い換え表現を考えてみると、いろいろな言い方があることに気付きますね。

言葉の選択肢が豊富だと、その時の状況に合わせた言葉でより細やかに気持ちを伝えることができます。

ぜひ実践して、職場のコミュニケーション向上に役立てていただければ幸いです。

(大部美知子)

※画像はイメージです

※この記事は2020年08月20日に公開されたものです

大部美知子 (ビジネスファシリテーター)

株式会社M‘sコミュニケーション代表取締役。ビジネスファシリテーター。東京女子大学短期大学部卒業後、日本航空株式会社入社。13年勤めた後、JALアカデミー株式会社にて16年、企業向けの接遇指導や、新人からリーダーまで、幅広い層のビジネスコミュニケーション指導に従事する。 2004年12月に独立。企業研修は、「受けるとかならず結果が出る」と定評がある。著書に『気持ちをうまく伝える技術』『ゼロから教えて電話対応』『ゼロから教えて新人教育』『世界で通用する 一流のビジネスマナー』(共にかんき出版)など。

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