「嘘がつけない人」が世渡り上手になる方法
正直者が上手に世渡りする方法
しかし、正直者であっても必ず損するということではありません。嘘をつかなくても、世の中をうまく渡っていく方法もお伝えしましょう。
(1)ネガティブに捉え過ぎない
正直者であることは、信頼されやすい、責任感が生まれやすいなどのメリットもあります。
しかし嘘がつけないことで損をしていると感じて、自信を失い自分の軸がブレてしまうことの方が、人間関係での損失につながる場合があります。
まずは、自分の正直さをポジティブに捉えて自信を持ちましょう。
(2)気持ちを整理する時間を取る
嘘がつけなくて困った時は、返事を後にするなどとりあえず気持ちを整理する時間を取ってみましょう。そして、嘘をつかなくても自分の意思や意見を言えるように、頭の中であなたの考えをまとめてみてください。
その場で何とかしようと思っていると嘘がつけないので、相手のペースに引き込まれてしまいます。
(3)味方を作っておく
自分で嘘がつけないのなら、自分の代わりに対応してくれる味方を作っておくのも一つの手です。
自分では断ることが難しい案件でも、「一度上司に相談してから」と相手に切り出して、その後でお断りすることもありますよね。その場に味方がいないのなら、いったん回答を保留にし、味方を通して話すのもありです。
(4)嘘がつけないことをアピールしておく
あらかじめ自分から嘘がつけないことをアピールしておきましょう。正直者である事実がキャラクターとして周知されていくと、自分から嘘をつかなくても、相手があなたの態度から先回りして気持ちを察知してくれることも増えていきます。
「すぐに返事がないってことは、正直に伝えるのが申し訳なくて困っているのだろうな」と相手が気付いてくれることもあるでしょう。
(5)自分が許せるボーダーラインを知っておく
「嘘」といっても、事実と100%異なる嘘や、30%は本当のことが混じっている嘘など、その種類はさまざまです。どれくらいの嘘なら相手に言っても平気なのか? それをチェックしておいてもいいでしょうね。
事実無根なことを言うのは難しくても、少し真実を含みながら話せば大丈夫と感じる場合もあります。自分が平気だと思えるボーダーラインで、どうコミュニケーションするかを練習しておきましょう。
自分のコミュニケーションスタイルを見つけよう!
嘘がつけないことで周りや自分自身に振り回されてしまっていると、そのことがネガティブな要素しかないと感じてしまいます。
しかし、正直者であることはたくさんのメリットもあります。大切なのは自分のキャラクターに合ったコミュニケーション方法を見つけていくことです。
嘘がつけなくても、嘘がつけないなりに自分のコミュニケーションスタイルを作ることができれば、嘘をつけない性格を前向きに捉えられるようになるでしょう。
(桑野量)
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※この記事は2020年06月26日に公開されたものです