お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

心理カウンセラーが教える緊張をほぐす方法

笹氣健治(心理カウンセラー)

緊張しやすい人の特徴

緊張しやすいかどうかは、人によって異なります。緊張しやすい人もいれば、あまり緊張しない人もいます。その違いはいったいどこにあるのでしょうか?

緊張しやすい人によく見られる特徴を挙げてみます。

(1)自信がない

スピーチが得意な人は、大勢の前でもそれほど緊張しないで話すことができます。スピーチすることに自信があるからです。

逆に、自信がない人は「うまく話せるだろうか」と不安が大きくなるので、より緊張することになります。

スピーチに限らず、自信の有無が緊張するかしないかに大きな影響を及ぼします。

(2)悲観的に考えがち

同じ実力であっても、「きっとうまくできるだろう」と楽観的に考えるか、「うまくできないんじゃないか」と悲観的に考えるかで、緊張の強さは変わってきます。

当然ながら、悲観的に考えていると不安が大きくなり、緊張度も増すことになります。

つまり、悲観的に考えがちな人ほど緊張しやすいといえるのです。

(3)周囲の目を気にしすぎる

「もしうまくいかなかったら、どう思われるだろうか」と周囲の目を気にすると緊張は大きくなります。

「駄目な人だと思われたくない」と自分の評価を気にする人ほど緊張しやすい傾向があります。

(4)極端な考え方をする

「100点以外は全部駄目」「うまくいかなかったら人生は終わり」といったように極端な考え方をしていると、「絶対に成功させなきゃ」と自分で自分にプレッシャーをかけることになり、緊張も輪をかけて大きくなってしまいます。

このような極端な考え方をしていることに自分では案外気づいていないものです。緊張しやすい人は自己点検してみるといいかもしれません。

次ページ:心理カウンセラーが教える緊張をほぐす方法

SHARE